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☆4.5。彼女に勃たなかった自分、丹羽のすべてに欲情してしまう自分、家庭環境の影響もあって理想の自分に固執し、「正気じゃない自分」を受け容れられない槇野の絶望が痛々しいだけに、ありのままの自分を認めすべてが鮮やかにめぐりはじめた槇野の世界と二人のその後には胸打たれます。彼の家庭環境も高校生にとっては過酷なもの。丹羽がどれだけ支えになったことか。彼のおかげで自分を認められたことが、この先の人生の強みになっていくのでしょうね。
表題作の連作の他、短編が二編収録されています。表題作は高校の同級生同士。攻めが受けに欲情する緊張感のあるシーンがとても印象的で面白かったです。
カシオ先生の叙情的な文体が大好きで、先生の著作はほぼ持ってますがこれもとても良いです。前作が短編集だったのでモヤモヤしたのと違い、これは表題作が四話ほど入っていてきちんと完結しているので読了感も良いです。個人的には1番最後の読み切りが切なかった…。初恋や、もう二度と手に入らない思い出の美しさがとても上手く描かれています。好き嫌いが別れる作家さんだと思いますが、江戸川乱歩を模した夢のような断片的なモノローグと、叙情的な文体はカシオ先生の絵柄ととても合っていて私は大好きです。
カシオ先生買いです。表題作はカシオ先生らしい繊細なシーン多し。恋愛だけじゃない高校生の青春も描かれています。
1話目のお話とても良かったです。ちょっと切なくて幼い二人のかわいさもあって続きあったら読みたい。他の2話は少し前の作品なのかな、絵の感じが違いました。そちらはまあまあだったので星四つです。
カシオさんの作品はこの段階ではイラストも稚拙な部分があります。が、ストーリーが面白い。モニャモニャしてるだけの作品もありますが、そのモニャモニャが可愛い。
☆3.5 自分がゲイであることに気付いてから受け入れる葛藤みたいなのって昨今のBLは少なくなっていますよね。当たり前であるという描写もいいですが、きっと今だって少なくない人がこういう心の動きを経験をしてるんじゃないかなと思いました。勿論これはフィクションなので事が大袈裟に描かれていますが。今のカシオ先生の絵も好きですが、初期のカシオ先生の荒削りな絵柄好きだなぁと思いながら読みました。
良かったです。表題作、定時制に転校という選択、一枚しかない学シャツ、今だから逆にしっくりしました。そんな中互いが互いに特別になっていくのが懐かしい感じて尊さもありました。。他短編も良かったです
作者さん買いです。初期の頃の作品みたいで今の絵と大分違うけど相変わらず背徳感書くのが凄く上手です。
槇野の心情と抗いたい現状がもどかしい。丹羽の思いが透けて見える様子にハラハラした。
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☆4.5。彼女に勃たなかった自分、丹羽のすべてに欲情してしまう自分、家庭環境の影響もあって理想の自分に固執し、「正気じゃない自分」を受け容れられない槇野の絶望が痛々しいだけに、ありのままの自分を認めすべてが鮮やかにめぐりはじめた槇野の世界と二人のその後には胸打たれます。彼の家庭環境も高校生にとっては過酷なもの。丹羽がどれだけ支えになったことか。彼のおかげで自分を認められたことが、この先の人生の強みになっていくのでしょうね。