レビュー一覧

しかたない・・そうなっちゃうよね？でも、もしかしたら・・・って希望が持てる終わり方でした。早く、大きくなぁ〜れ。

切なさと優しさがつまった作品でした。こんな設定、よく考えたなぁと思います。すごい。そして絵がキレイ。続編もあったら読みたいけれど、いろんな人と乳母の木のエピソードを読んでみたいです。

とてもピュアで 切なくて 美しい話でした。最後は 思わず泣きそうになりました。

本当にあったらいいのに、と願いたくなる、御伽噺のようなとても素敵な話！「悲しい生を送った人が、幸せを覚えて生まれ変わるため」という乳母の木の諸説がぐっときました。また、現実では難しいことですが、ただただ、子どものためだけに気持ちや力や時間を注いでよい、という生は、なんと幸せなことかと思いました。

数年ぶりに読み返した、絵はアラいかんじもするけど良い話、主人公を応援したくなる。

乳母の木なんて設定、よく思い付いたなと思います。じんわり悲しくなったりほんわり優しい気持ちになったりしました。

ケッカンヒンの部分について、もっと掘り下げて描いてくれれば物語に説得力増して、より深みが出たと思う。しかし、たったひとりのひとのことを想う切実さ、は心地よい読後感でした。

泣きました。ボロボロではなく、ぐっと涙腺が緩むシーンが多く基本は切ないのですが、でも笑えるような場面もあったり、バランスが素晴らしい。そして絵も綺麗で、特にここぞという時の絵が素晴らしかった。何より、童話のようなその設定が素晴らしく秀逸です。最後は、欠陥品だから...という考えがちなラストではなかったところも、切なかったけれど良かったと思う。ただ切なく悲しいだけじゃなく、本当にほわっと暖かい気持ちになれるファンタジーでした。

なんだかとっても不思議なんだけど、恋のお話です。

涙腺がゆるいかたはご注意ください！消えてしまうとわかっていても、その日が来ることに怯えてヒトは生きているのかもしれません。それでもヒトは愛するという一番悲しい選択をするのかもしれませんね。シロ、幸せに！