レビュー一覧

小学校からの帰り道を思い出した。線路脇の坂や寄り道の空き地とかの昼過ぎの明るさが、世界のすべてと思って過ごしていた。多様性なんて言葉を誰も使ってなかったけど、大人には適度に構われて適度にほっとかれた時代で、自分の目で見て謎を見つけては考え込んだ。子供の社会には子供しかいないもの。そういう漫画。

毎回たのしませてもらっています。これもよかった。

かっこいいとは、こういうことさ。運動会でいじめの対象だと思っているマコのため、女子リレーの受けてとして立つ不登校のエト。エトは子供、そして子供てはなくなったひとたちのための『自由の翼』なんだね。ここ10年における最高のハードボイルドであると思って間違いはない。