レビュー一覧

何か思っていたより面白かったです。ただ、これからって所で完結してしまったのが何とも……

皆さんのレビューを読んでからだったのである程度予想はしていましたが、ジェイドさんの急な距離のつめ方に驚きです（笑）若干オネェみたいになってます。登場人物の関係とか気持ちはほとんど書かれてないのでただほっこりご飯を食べる漫画です。

本来なら聖女である妹が主人公で、山あり谷あり、死ぬ可能性も孕んだ、過酷な浄化の旅…というのが定番の物語、なのだけれども。これは、妹を必要とする世界にオマケとして召喚されてしまった無力な姉が主人公なので、いわゆる一般人目線の、淡々としたストーリーが主軸になっている。だけどこれが非常に深い。とにかく姉の作るご飯が美味すぎるために、異次元の人々が絆されて行くのが心温まるだけの話かと思いきや。守られるだけの立場で外気に触れない分、既成概念に囚われない姉の立ち居振る舞いと、妹への献身とが相まって、物凄い奇跡を起こしてしまったりするのだ。妖精の女王に、妹の守護は大変だったろうと労い、飲み友達になる下りは涙腺崩壊、お気に入りシーンになった。妹が主役である世界に投げ込まれて、自分は何も出来ないと日々葛藤し、自分を頼る妹が在る事をアイデンティティにしていた姉なのだが、逆も然りで、姉の存在が無ければ妹は、聖女として確立できなかったはず。前任の聖人の死(はまだ明らかではないけど)から見ても、姉の存在は偶然ではなく必然だった事が、話を進める毎に浮き彫りになるし、主人公の命のやり取りは見慣れているが、その周囲の絶望感を繊細に描いた作品は少ないから、そういう点も新鮮で飽きさせない。とても良い作品だと思う。

確かに異世界ものとして読むと、むむ？っとなりますが、コレは「家を守るお母さん（本編ではもちろんお姉さん)」の話と思えば、とても良い！お母さんは、毎日仕事に行くお父さんや子供たちが外でどんな事してるか知ってる人いますか？でも家族が帰るまで、チョット息抜きながら、家族の心配しながら、皆んなが早く家に帰りたいと思える様にお母さん(お姉さん)が頑張ってる、主人公目線のお話です。だから詳しく聖女としての仕事が描かれていなくても、コレはコレでオッケーかと。。。ただ、お姉さんだってまだ若いんだから、もちょっとラブが有れば満点なんだけどな。

ファンタジーさはあまり感じられないグルメ系作品です。特に良い話になるわけでもなく、レシピがあるわけでもなく、異世界の食物を使ってる風で普通の日本でのご飯作りをしてるので何も考えずに今日プリン食べようかなーくらいのつもりで読むには最適です。騎士の鎧がエプロンみたいなのがちょっとおもしろかったです。

「ファンタジー」を期待して読むとがっかりするでしょう。異世界ならではの食材（地球にも似た食材がある設定が多い）や雰囲気が少しだけ出てくるけれど、「姉が家庭料理を作る」話がメインで、異世界らしさはほとんど無し。「聖女」としての妹のお仕事さえもほぼ出て来ず、いまだに具体的には何をやってるのかよく分からない状況。つまり今作は「ほのぼのとした雰囲気を味わう単なる料理漫画」ですね。つまらないわけじゃないが、私は「ファンタジー」であることを期待して読んだもので、ちょっと裏切られた気分。

姉も妹もかわいい！やっぱりおうちのごはんが一番おいしいですよね家族といっしょにたべるごはん。毎日ただいまって帰りたい場所。わかる。ほっこりした空気感がおいしいお話です。癒やされました

とても面白く、いろいろ食べたくなるお話でした。できたら、ちゃんと幸せに結ばれてからのお話もみたかったなぁ。などと思いました。ちょい、ラストがしりすぼみかな。

転移や転生など色々見てますが、とても面白く勉強になりました!!登場する料理を美味しそうに食べている描写が多々あって思わず作っちゃいました!!親から教わった作り方と違う物も真似して作ってみたら家族にも好評で同じ物なのにちょっとした違いが作って楽しかったです!!

３巻までの読了後の所感です　　　面白さは充分にあると思うのですが、他の方のレヴューを拝見して、電子書籍版では全編完結まで配信されない決定を下した出版社と編集部と作家陣達が購入した読者を蔑ろにして職務怠慢をした事に対して義憤を禁じ得ません　　　そのため評価を☆１にします