レビュー一覧

神！死ぬほど待ってハードル上がってたにもかかわらず、神です！ついでに今年読んだ中で一番泣けました。ラムスプリンガ期の純真無垢な青年テオと、夢破れたウエイター兼男娼のオズ。何もかもを捨ててでも添い遂げたい、超王道情熱的ラブストーリーです。しっかりした背景にしっかりしたストーリー。この感動はなかなか言葉にできないので、どうぞ一刻も早くお読み下さい。あの日二人が出会えて本当によかった！作者様ありがとう！

本を読んでいたはずなのに読んだ後自分は映画を見ていたのか？と思うような気持ちになりました。 この感覚を是非読んで確かめてほしいです。王道かもしれませんが丁寧なストーリーにぐっと引き込まれていきました。私はきっとこの作品を読まなければラムスプリンガは勿論、アーミッシュもずっと知らずにいたんだろうと思います。知らない文化の事やいろんな事を考えさせてくれた一冊でした。テオがオズに「オズのお父さんがオズを愛したように僕もオズを愛している」と言う場面が1番好きです。ここを読んだ時1回閉じて泣きながら台詞を噛み締めたほど笑 月の下で踊る草原の光景がとても美しい場面でした。何よりこんな風に自分の事を想ってくれる人がいるなんて物凄く幸せな事だし今まで辛い境遇だったオズがテオと出会えて本当によかったと思いました。テオが知らない世界を経験する中で大人の男へと成長していく様子が伝わってきて、そんな彼が最終的に覚悟を決めた場面は本当にかっこよかった。覚悟を決めた迷いのない目はこんなにもまっすぐなのかと。顔つきも変わって頼もしくなったし天使みたいにかわいいだけじゃないのがとてもいい。オズはスレてるけど性格も顔も男前で面倒見がよく包容力があって優しい人。優しいからこそ辛い選択だったと思うがバイクで来た時に「一緒に来てくれないか」ではなくて「一緒に生きてくれないか」だったのがテオの人生を家族や友人と離してしまう事になってもそれでも自分と生きてほしいというオズ自身が選んで願った気持ちが伝わってきました。最後は幸せの中にほろ苦さがありそれでも読後感は胸がいっぱいになる、そんなラストでした。そして感動と切なさが後から追っかけてくるというか読んだ後にもう1回改めてタイトルをしみじみ読んで「なんて素晴らしいタイトルなんだ…！作者様は天才！」とハッとするようなじわじわくる感動がありました。更に書籍版の帯に「人生を変えた、たった一度の恋」という文がついているんですがこれも読んだ後に見るとこの言葉の深さと重さに「帯考えた人も天才か！」となり気付いたらまた泣いてました…2人が選んだ道に困難があってもずっとずっと幸せでいてほしい。レビューを書いた事は今までなくわかりにくい感想を只長々と書いてしまいましたがこれはレビューを書かずにはいられない！と思った程素晴らしい作品でした。出会えて幸せです。

素晴らしい作品に出会ってしまいました。読み終わったら涙が出てました。でもいつから泣いていたのかわかりません。映画みたいでした。説明文ぽくないセリフ、お話の構成の仕方が素晴らしかったです。アーミッシュの事は全く知りませんでした、でもわかりやすいお話しになっていたのですぐに集中して読む事が出来ました。ハッピーエンドなんですが切ないです。まだ１回しか読んでないので思った事を書いているだけのレビューになってしまいました。すいません。

あちこちで評価が高かったので楽しみにしていました。が、読んでみたら私は皆さんほど感動できなかったし、正直なんでここまで高評価！？と思ってしまいました。正確には星3.5。確かに自分の知らない文化を知るいい機会にはなりましたが、それとBLの評価は別物。う〜ん、私には萌えやキュンが足りなかった。全体的に「なるほどねぇ」って感じで終わってしまいました。普通に面白かった、でも外国が舞台でももっと素晴らしい作品は他にもある、です。あまりにも皆さんが大絶賛なので辛口になっちゃいました、ゴメンナサイ。

異国情緒溢れる素敵なお話で、アーミッシュの事などとても興味深かった。人生を変える出会いとか、運命とか、実は私もとても好きだけど、このテオの決断は本当に良かったの？と思わずにいられない。テオは外の世界を知らなかった。外の世界で初めて優しくされた、初めて性的に触れ合ったオズに夢中になるのは必然といえるかもしれない。好きで好きでこれからもずっと一緒にいたいって思うのも当然だと思う。でも、異国の話だから素敵に見えるけど、このテオが普通の日本の高校生だったら？初めて好きになった人と一緒にいたいから学校を捨て、家族を捨てるって言い出したら、単純に運命だからと応援はできないよな、と。ダニー達の結婚式の前に、自分でヒッチハイクでオズに会いに行ったのに、オズに拒否されたテオは故郷に戻って儀式を受けようとした。もしかしてオズが迎えに来なければテオはあのままアーミッシュとして生きたかもしれない。「僕はとうに覚悟を決めている」とオズに言ったのに、どうしてあの後故郷に戻ったんだろう。覚悟を決めてるなら、戻った時にきちんと自分で彼らに別れを告げて出ていけば良かったんじゃないかな？もし自分自身でアーミッシュを捨てて外の世界で生きる、オズと生きると決めたのなら、オズに何と言われようとも、自分の足で出て行ってほしかった。ジーンのように。これから先は辛くて大変な事の方が沢山あるはず。だからこそ、オズに迎えに来られたからじゃなくて、自分で故郷を捨てて、自分一人でヒッチハイクした車の中とかで、あのモノローグが聞けたら私はきっと号泣したと思うな。

やっと来たー！リクエストをして首を長くして待っていました！！最高でした！！ 舞台は８０年代アメリカ、アーミッシュのテオ（年下）ｘ夢破れたダンサーのオズ（年上）。話の最初に、アーミッシュという移民当時の生活を維持し続けて生活している超自然派で保守派の人々がいる事、そしてラムスプリンガという期間中では俗世に入って、規律や禁止事項を忘れてよい事。これを頭に入れておけばOKだと思います。絵は綺麗でエロはしっかりあるし・・・そして何より！二人のこれまでの人生と、これから切り開いていく人生とが丸まる一冊をかけて描かれているので大満足です。読後感はほろ苦さより、二人に乾杯！応援したくなりますね。　　 吾妻先生の作風の幅広さに驚くばかりですが、今回の『ラムスプリンガの情景 』でよりファンになりました。次回作もこの様な長編を描いて欲しいです。

文句のつけどころなく星５です。１冊の中だけで感動させてくれるしホッコリさせてくれるし切なくもさせてくれる。最後は余韻を残した終わり方。終わりでありながら彼らにとっては新たなスタート。沢山の苦労も予測できるけど２人が乗り越えてくれることを願います。

宗教/アーミッシュ/同性愛/バレエ/挫折/etc 色々盛り込んであって、一瞬期待値が上がりますそれぞれの要素を掘り下げれば面白そうな素材なんですが、掘り下げ方がぬるいです詰め込みすぎというか風呂敷広げすぎというか、結局ぶっこんでいるだけで一緒くたにぐつぐつ煮込んで闇鍋のようになっている「映画のよう」っていいかた、映画に失礼ですよ

最高でした絵もうまいし、ストーリーもいいです続編見たい(T ^ T)

最高でした。本当にすべてが最高だった！前作のモフ２人のラブコメを描いた人の作品とは思えないです。いや、前作もおもしろかったんですが、今回の作品はマジですばらしい！本当に良かった！時代感もキャラも心の流れもすべてすばらしかった。あー！！！この２人の今後がよみたい！！！スピンオフとかやってほしいです、この２人をもっと見たい！！！！！絵も最高にステキでした。カット割りも構図もよかった！！！本当に最高でした！！！