レビュー一覧

粗筋にある通り友達を殺したところから始まります。被害者は誰なのか、加害者は誰なのか、凶器は何なのか、動機は、と言った殺人事件に必要な事は全てわかった上で話は進みます。もう見事としか言えない展開です。さすがヒッチコックの監督作品です。

犯人、動機、凶器、被害者を観客は全て知っているので、いつ殺人がばれるか（いつ遺体が発見されるのか！）というところにどきどき。何度もバレそうになるストーリーも、遺体が隠されている机をカメラの端に置くようなカメラワークも観客のドキドキ感を煽ります。物語的にはとっても面白いですし時間も短めなので気軽に観ることができますが、犯人の２人には苛立つ可能性があるので注意です。殺人を正当化して、被害者の父親をからかう犯人を見ていると不快になります。