レビュー一覧

まさかまさか、また再びTATSUKI先生のBL作品を堪能できる日がくるなんて……ありがとうございます！！！本作は作者様の今までの作品以上に、これという大きな出来事があるわけでもなく、ドキドキワクワクする楽しい展開があるわけでもありません。言ってみれば静かな日常の中にあるちょっとした男性同士のふれ合いを、そっと丁寧に手で掬い上げたような作品で、これってBLかな？て思う方もいるかもしれませんが、登場人物の心の底にあるのは同性を思う確かな恋心であると私は感じました。もしかしたら作者様の次作を読むのはまた何年も先になるのかもしれませんが、首を長くして待ちたいと思いますので、BLを描くことをやめないでほしいなあと思います。

大好評の前作「八月の杜」が2010年でしたから、実に8年ぶりの新刊ですね。今作は内容紹介にある3話のほか、ゲイの看護師とやや天然で雛鳥のような(でも実はデキる)医師のお話、両親を失ったいじめられっ子と幼馴染の双子のお話の、5つの雰囲気ある短編集になっています。どれもBL要素は薄めで、中にはBLではないものもありますので、そこ重視の方はご注意を。私としては雰囲気だけの話よりもゲイと義兄のお話と雛鳥な医師が好みでした。

表題作は雰囲気とか題材がすごくいいんだけど、それゆえに惜しい作品。親友のラウをもっと魅力的に、印象的に描いてくれていたら、もっと妄想も広がるのにな〜。ちょっと足りないと感じました。一番良かったのはオーダーメイド。背徳感があってよかったです。

tatsukiさんの新作が出るということで、楽しみにしていました！５つの話が入ったアンソロジーです。キュンはあまりありませんが、やっぱりこの方の描かれる高校生の青くさいまだ精神的にも未成熟な男の子達のわちゃわちゃ癒されます。あと短編ということで、ラブにいたらない作品や、ラブ？ライク？となる作品などもあります。そしてあってもHはサラ〜っとしているのでそれは期待しないでください。

BLと言い切れない話ばかりでしたがどれも何かしら心にひっかかるものがありました。それぞれ長編でも読んでみたいと思いました。

寡作な作者さんなんですね。短編集で物足りない感はありましたが、全体的にはまずまずでした。ただ雰囲気マンガっぽい表題作が1番面白くないです。ボーイズラブ的な萌えとかはあまりないんですが、お姉さんの婚約者を寝取っちゃうゲイの弟との話とか両親を亡くした男の子をいじめっ子から助ける双子の話が良かったかな。

短編集。最後の２作品が雰囲気と設定とキャラクターが凄く好き(*ﾟ▽ﾟ*)！この作家さんのお話大好きなんですけどどれもエピローグって感じで、、、絵も好きだしもっと紡いで欲しいんです！！！そういう作風なんでしょうね、、、(´・ω・)しょぼん 無駄に備わったイマジナリーパワーで補おうと思います、、、(´・ω・)しょぼん

作者買いです。TATSUKI先生の本をまた拝めるだけで尊い。2週目行ってきます笑

同人＋雑誌未発表。前作は出版までに8年の歳月を要し、ようやく今回の作品が出版されました。BL感薄かったけど TATSUKIの世界観の中で模索していく男子だち悪くなかった。

一本の良い映画を見たような気分になった。嬉しい気持ちになった。