レビュー一覧

マーガレット・ミッチェルの原作の素晴らしは全く言うまでもないが、映画の方を先に見てしまったのでビビアン・リーとクラーク・ゲーブルのイメージがどうしても先入観を与えてしまう。それにしても「強い女」の代表とも言えるヒロインだが、幸せとはやや別物のように思える。

中学生の時読んでしばらく他の本が読めないほど夢中になりました。主要登場人物4人はよく少女漫画のモチーフになりましたね。アリエスの乙女たち 横浜物語など。

同じ内容なのに作品が素晴らしくて5回くらい観ました。

スカーレットは愚かな女。それが初見の感想。破天荒な彼女はドン引きするくらいの『女』であり好きになれそうにもありませんでした。　が、スカーレットが喪に服している身で夫以外の男性とダンスを踊りながら言った「これで私の評判も地に落ちたわね」というその台詞が潔くて彼女の個性のようなものだと受け入れられるようになってきました。そして戦争を通してスカーレットの強くて美しい部分が明白になっていきちょっとずつ感情移入しやすくなっていきます。しかしプライドが高く人に対して素直になれないところは変わらないという…。まったくもってしょうもない女だ。とか思いつつ、本当に不思議な事だけどスカーレットの事を愛おしく感じている自分がいるのです。それなのにスカーレットにツライ出来事が起こってしまいそれが哀しくて哀しくて。哀しいあまり最後の名台詞も腑に落ちずなんだか不完全燃焼。スカーレットの娘の事件なんていらなかった。そしてレットと微笑みあうような結末であって欲しかった。幸せになって欲しかったんだ。結局私はスカーレットに感情移入して魅入ってしまったわけです。まったく見事な構成でした！

名作です。本作の大ファンなのでこれまでに何度も見ています。アメリカの南北戦争や奴隷制度を背景にした話で、全体的に暗い内容です。そんな中で凛とした美しさと圧倒的な存在感を放つビビアン・リーが素晴らしい。眉を少し釣り上げた独特の表情と細いウエスト、あのドレスは一見の価値ありです。加えてクラーク・ゲーブルのあの笑み。映画を見たーー、という気持ちにさせてくれます。是非。

あまりにも有名なこの作品。女性の立場がまだ確立されていないこの時代、波乱の中、スカーレットが持つ意思の強さや、男顔負けのたくましさでどんどん道を切り開いていく様子は見ていてとてもスカッとします。最初は嫌な感じの女だと思っていたのに、ゆるがない一途な想いを見せる面や、不器用な恋愛感情しか出せない様子を見て、スカーレットが次第に愛おしくなってきました。強すぎる女性の、すれちがう恋愛模様は現代女性にも共感できるところはあると思います。70年以上前の作品とは思えない、舞台セットや、演出も合わせてすばらしい作品です。

私は2回観てしまいました！！すごい感動です☆あまりにも有名なこの作品、ヒースクリフと子供の頃に崖で遊ぶシーン・・・良かったです。女のエゴが剥き出しのわがままっプリの主人公で、性格で言えばかなり悪い女でしょうけど・・・女の子はこういう所あるよねと女の私から見てもうなずける所が結構ーあったり（私だけかな？）人間くささが出てて、私は大満足でした。やっと気になっていた名作を、しっかり見ることが出来て良かったです。

戦時中を背景にした、長編ラブストーリー。ヒロインのスカーレットは、訪れる数々の不幸にも関わらず、気丈にふるまうとても強い女性。強すぎて、同じ女性として感情移入はできなかったけど、彼女の恋の行く末が気になって一気見できてしまいます。戦時中のことも勉強できるし、絶対に一度は見ておかなければいけない一作だと思います。女性なら、ぜひ一度見てください！！！

自己中心的な女スカーレット・オハラ結婚も破綻させ、最後には土地への愛着にめざめる少し長すぎると思うので４

三時間以上ある長い映画ですが、時間がたつのを忘れてしまうほど物語に引き込まれる情熱的なお話です。はじめの方は主人公のビビアンリーが好きになれなかったけれど、物語が進むにつれてその美貌と不器用さと彼女が持つ強さにとても惹かれました。オードリーヘップバーンが演じるラブストーリーでも、パートナー役のオードリーより何歳上かしら？と思うようなおじさんが大好きな私としては、バトラーのセクシーさとかっこよさにも惚れました。映画に入り込めたら号泣できる作品だと思います。とってもとってもお勧めです。