レビュー一覧

色々謎のままに終わってしまいました。説明文には「放蕩息子に言い寄られても」とあるけど、ヒーロー甥が言い寄ってたのかなんなのか曖昧。電話での台詞では愛してるわけでもなさそう。なのにどうしても母親に会わせようとする。母親を好きになって欲しそうな様子だし、もしかして本当は愛してるの？と思ったり。甥の立場が中途半端。甥をヒロインから引き離そうとするヒーローは、説明文では「自らの欲望のはけ口にしようと」とあるけど、愛人にしたいというより、本気で愛してるっぽい気もするけど？と説明文と本の中身が若干噛み合わないので消化不良です。極めつけはラスト。あれじゃハッピーエンドかわからない。だってプロポーズなしですよ？愛してるだけで終わりじゃ物足りません。ウエディングドレスとまでいかなくてもせめて指輪かプロポーズしてくれないとすっきりしませんでした。

お金目当ての恋人を甥から追い払うつもりが、最初から、ヒロインに惹かれているヒーロー。すぐに自分に乗り換えるだろうと高を括っていた彼が、あの手この手で一筋縄ではいかない彼女を追いかけます。ヒーローが最後に彼女の心を動かしたのは立派でしたが、少しあっけなく完結した感じがしたので、この評価です。

最後よくわからないまま、終わっていました。あんなにいがみ合っていたのに、ヒーローがヒロインのどこを好きになったのかわからなかった。