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続きが読みたくなります。溺愛攻め（話が通じない。受けのことになると猪突猛進）×美人受け（愛され過ぎて不憫）。本当にこの攻めすごい…ここまで出来たら、人生楽しいのでは…？と思ってしまった。受けが事件に巻き込まれますが、それに関わるキャラの心情が面白い！噛み合わな過ぎて、本当に笑えてくる。難しいことは考えず、作者様もおっしゃっている、なんちゃってスパイ物を楽しんでみては？4巻完結です。

CIAやSISなどが登場しますが、作者様の言葉の通り「お笑いスパイもの」です。清野が事件に巻き込まれていく様子は、全員が真剣であるからこそ笑えます。結局は、清野の美貌と上総から被ったアレコレによる被害者意識が原因ですね。上総×清野の他に、三島×川端の二人も良いです。作品内のタイトルで秀逸（？）なのは『からすみブルース』。四巻ありますがサラッと読めます。ここまで長くなるなら、いっそ土屋目線の話も読みたかったです。

現在と過去の話がランダムにあり、それぞれ独立した話ですがどこかで繋がっているので、4巻まとめて一気に読んだ方がわかりやすいです。この作家さんお得意の人の話をきかない溺愛執着系攻めと、逃げる受けの攻防戦かと思いきや・・・。各国の情報機関が入り乱れてのスケールの大きな話になっていき、予想外でした。ツッコミたいところは無視して、楽しんで読めばおもしろいと思います。