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主人公の心の葛藤や分析があり哲学的な香りのする作品でした。1970年代くらいのものでしょうか。大島弓子や吉田秋生のカリフォルニア物語のような雰囲気です。主人公がどれも精神的に抑圧された人ばかりでイライラしましたが、心理学などが好きな人には合うと思います。

淡々とストーリーは進んでいきますが、1人の女性が過去の自分を乗り越えて成長するお話しです。とても共感出来ますし、後味の良い作品です。

繊細な心理を描いていますが、深刻にならず、読後感は悪くないです。