レビュー一覧

1作目はなかなか良いお話だったのでこれだけで長編で読んでみたかった。口説きに言い返すヒロインが面白い。2作目はヒロイン、ヒーローともに良い人達だけど、ヒーローはいくら治療とは言え本当にその方法で良いのか？って疑問がいっぱい。あの女性がああなったのはヒーローの治療法、接し方にも問題があったのでは？と思った。

2作品とも普通に楽しめましたが、やはり短編なので、内容が物足りないと感じました。

最初のお話のヒーローはワイルドな都会の男って感じで素敵でした。2つ目のお話はヒーローよりヒロインがカッコよかった。それにしても、怪我してた女がサイコパスみたいでだいぶ怖い…そっちの印象の方が残ってしまった。

ベティ作品が好きなので購入。何かいつものヒロインと違うような感じがしてベティっぽくない様な…まぁこれはこれでと思って読めば普通に楽しめると思います。

どちらのお話も素敵でした。短編なのがもったいない。どちらのヒーローも相変わらず素敵。力強いヒロインが好感的。

「微風のマリアージュ」王道なお話です。ぶどう園を守ろうとする一所懸命なヒロインと、買収に来た誠実なヒーロー。敵でありながらヒロイン家族を思いやるヒーローが格好良いし、ヒロインも一途で可愛い。ヒーローは大切な物を見つけました。これからもお幸せにと思う、二人とおじいちゃんです。「魅惑のドクター」心の中で意地を張っているヒロインが可愛いです。でもヒーロー患者が気になりました。ヒーローは甘いけど、恋愛的に期待をさせる事は言ってないし、してもいなさそう。それを愛していると思い込むのは、少し怖い。単なる願望とか我儘なら良いけど、病院を勧める程度には弱い所があるから、ヒーローのあの行動だったんじゃ…と想像しちゃいました。

ハザマさんの短編が2話入っています。「微風のマリアージュ」ぶどう畑を守ろうと頑張るヒロインと、その土地を買い取る会社の社員であるヒーロー。ヒロインは両親と祖母を亡くし、ヒーローは母親を亡く、昔の幸せな生活を思い出す気持ちが理解できます。ヒロインのぶどう畑の問題や、ヒーローの父親との確執など色々な問題が解決し、ヒーロー＆ヒロインが幸せになのは良いのですが。ヒーロー父が最低です。死ぬ間際になって孤独を感じ後悔するのでしょうね。「魅惑のドクター」22歳で有能なナース。大柄で男性にモテません。オランダのエジンバラからイギリスに来たヒーロー。道に迷い凍えそうになりながら、大雪の日にヒロインの家に訪れます。疲れ切って、倒れ込むように寝込むこと2時間。目覚めて寝ぼけてヒロインに「なんて美しい花嫁をもらったんだ」と。ヒロインの人柄や家事能力を見込み、オランダの家で療養しているイギリス女性の看病を依頼し、受けるヒロイン。患者であるイギリス女性はヒーローを狙いながらも、他の男性とも良い雰囲気で・・・ヒーローがはっきりしないのが問題ですね。大人になると素直に自分の気持ちが伝えられなくなる、ということでしょうか。ただね、患者のイギリス女性・・・自分が正しいと伝えるのに、平気で嘘を付く。わざとでも、わざとでなくても精神科の病院に通院したほうが良いのでは？ヒーロー＆ヒロインの恋模様より、気になるわ。

短編で2話入っています、ヒロインの雰囲気が全然違くて良かったです。とても面白く読ませていただきました。物足りないと言えばそうですがそれは面白かったのでもっと読んでいたかったという感想です。コミカルな要素もありハザマ先生の作品は本当に面白くて好きです。けれど正統派です。

2作品読める話で、それぞれ可愛いくて魅力的なヒロインと問題を抱えた魅惑のヒーローとが出会い、色々あってハッピーエンドになる作品で、どっちもストーリーも登場人物もステキでよかった。

好きな作家さん、原作のベティニールズのファンで購入。短編が2作。悪いとは思わないけど、いっぱいエピソードが入った長編だと良かったなぁって思います。