レビュー一覧

全体的な物語としてはとてもおもしろくてドキドキハラハラしながら読めました。くれぐれも周りを警戒しなきゃならんのに部屋で大事なこと電話で話したり、盗聴機やカメラなどの存在をもっと気にかけたほうがよいのではと素人目でもオイオイと思うこともそこそこありましたが。結末に関しては、まあそうなっちゃうか...と納得しながら、でもやっぱりガブリエルがどうしても不憫に思えてならないのです。彼は満足だったんだろうか。ほんの僅かな瞬間の彼の少年のような笑顔が見られたことには救われるけど、子供時代と大人になってからの犯罪行為との帳尻合わせというわけではないにしても、やはりかわいそうでなりません。同情は彼の望むところではないにしても、穏やかに逝けたとしても悲しい。来世がもしあるなら、いっぱい愛されて甘やかされて幸福な人生を送ってほしい。ガブリエルのことばっかになっちゃいました。それくらい胸が傷み続けるシリーズでした。メインカップルはあまあまで何よりですけどね！(ちょっとやつあたり。いや、とても頑張ったと思います。ごめんなさい)

とうとう最終話です。蓮と鏑木は予想通りのハピエンなのですが、ガブリエルがえーっという感じで、銀の〜の辺りの得体のしれない感じはなくなっちゃいました。ちょっと拍子抜けでした。ただ、蓮は成長したね。大人になった。守られてばかりだった鏑木と並んで歩けるようになった感じがしました。私は、エルバが好きで今回も連を探してジャングルを走るところがワクワクして好きです。エルバ大活躍！

シリーズ全話、2日で一気に読みました。最後綺麗に終わりましたが、美貌の悪人ガブリエルがあっさり去っていったのがちょっと残念。実は何処かで生きていて、Silvaへの復讐を胸に復活！…というスピンオフは無いだろうなあ。

長ーく続いた気にシリーズが終わるのは残根だけど面白かった。

面白かった！最終巻となるこの七巻目、ハラハラドキドキしながら読み終えました。ガブリエル最後の最後に...。蓮と鏑木を始めみんなの命運ってどれも皆意味があって繋がってるという壮大なストーリーに感動というか。スゴいくだらないのですがガブリエルのパパはもしかしてと思いを馳せたり色々と個人的に妄想膨らむ楽しいストーリーでした、笑。

大好きな作者さんの長編ということでとても楽しみにしていましたが、こんなに話を引っ張る必要があったのか…ありがちな展開にありがちなフィナーレ…なんだか消化不良です。

ハッピーエンドなのはとてもうれしく暖かい気持ちで読み終えましたがガブリエルの秘密が全部は明かされず読者それぞれで考えろということですか。スピンオフでガブリエルの話みたいです。

蓮がさらわれてどうなるかと思ったけどシウヴァシリーズ、感動のフィナーレでした。

シリーズ通して蓮の事が好きになれず（ごめんなさい）。なんで、こんなに鏑木もガブリエルも蓮を特別だと思うのか分からない。作中ほとんど鏑木への恋心と、ナオミへの嫉妬、恋人関係になってからは相手の気持ちを試すような言動ばかりが目立っていて鏑木が蓮のどこに惹かれたのか謎。なぜガブリエルが幼少期からジャングルの夢を何度も見ていたのかも分からないまま終わり消化不良。

ハピエン最高！分かってはいても、途中ドキドキハラハラ（笑）主人公の心情に切なすぎて眉間に皺寄せて（笑）7冊、長いけど！じっくり読みたい方にオススメです！そして、やっぱりイラストって絶対大事！毎回素敵すぎてため息…元々大好きな作家さんだったから挿絵、表紙、うっとりです。引っ掻き回した悪人だけどガブリエル、「はぅっ…」ってなった。尊い…（笑）