レビュー一覧

私の中でこのヒーローは自分勝手NO.１だと思います。ハーレでよくある傲慢とは違うんです。ただの自己中です。自己評価が高く甘やかされっ子だとしてもいい大人のしかも大手の副社長の思考回路とは思えませんでした。意図的に近づき情報を聞き出しておいて「仕事が片付いたらヒロインと甘い時を過ごせる」と思い込んでいるヒーローに一瞬「あほちゃう」と思ったくらいです。信じ切っていたヒロインは本当にかわいそうでした。でも結局許しちゃうんですよね。まわりもヒロインもヒーローの魅力の前では無力です。ただ、ヒーローには人生観変わるくらいのヒドイ目にあってほしかったです。

「流れ星に祈って」の続編です。くせのある「流れ〜」に比べたら、読みやすいぶん物足りないかなぁ？！　お互いに魅かれながら、言えない秘密を抱えた２人の恋愛模様です（この程度の秘密ならロマンス小説では重くならない）。「流れ星〜」の２人も登場しますが、なんとなく時間の経過が２冊の中でちがうような？？？　とりあえず皆ハッピーなので、細かいところは気にしないようにしました。

流れ星〜に出てきたイケメンのヒーローと一度流産し、離婚して心に傷を負っているヒロインのお話です。ヒーローはとにかく顔もいいし、仕事もできるし、家柄までいいので女性に拒否されたことがないんでしょうね。でも産業スパイみたいなことされたヒロインは再び人間不信に。ロウムとサラがちょっと出てきて良かったです。

”流れ星〜”の続編の存在を知って迷わず読んでしまいました。前作で魅力的なキャラだったマックスの恋の行方にとても興味があったからです。嘘から始まる関係のため、やはり途中で苦しくなってしまいましたが…前作よりも癖がない分、読みやすかったです。さすがベストセラー作家、クレアとマックスの苦しい胸のうちがよく伝わってきて、その場面が容易に想像できます。感情移入も簡単で一気に読んでしまいました。なかなか”愛してる”といえない二人のもどかしい時間が、とても印象的でした。

作者さん買いです！この作者さんのどの作品もヒロインヒーローもストーリーも素敵でした。個人的にサラの社長さんが気になります。

「流れ星に祈って」はかなり重かったので、こっちは割と軽く読めた。ヒーローは前回魅力たっぷりで、今回もその魅力を振りまきまくっています。自分の魅力で女性を陥落させられるということを自覚していて、なおかつ甘やかされっ子？なので、ヒロインに対する詰めが甘い（笑）何で自分の正体がばれても大丈夫だと思い込んでいたのかが不思議でならなかったけど、過去の経験上自分の思い通りになると思っていたのね・・・。自分の想像以上にヒロインを傷つけていたことに反省するヒーロー。少しくらいはそういう目に遭わないとね〜とちょっと意地悪目線。「流れ星」のサラとロウムが幸せそうなのには安堵しました。

ヒーローは人を見る目がありそうでなかったってことですね。

コミックスにもなっています。企業買収の厳しいやり取りと恋人たちの難しい立場に　ハラハラします。最後が幸せで本当に良かった。