レビュー一覧

曽根先生の作品はショッキングで壮絶な環境にいる人々が主人公であるものが多く、読後感はすっきりせずモヤモヤとします。しかしもっと知りたい、もっと読みたいという気持ちも湧いてきて、心が元気な時にたまに読んでいます(心が弱っているときには重すぎます…)。今作品も相変わらず重い話ばかりです。淡々と話が進むので、レポートや教科書のような感じです。内容を理解するのに時間が掛かり、読みづらさもあります。私事ながら、あるお話は自分も経験したことのあるテーマでしたので読みながら胸が苦しくなりました。基本的には治療者の目線で進むせいかどこかに感情が片寄ることもないので、そういう意味ではあっさりしていて受け止めやすかったです。

何となく気になってついつい購入してしまいました。家庭によって様々な問題があるのを痛感させられました。

絵がごちゃっとしてるのと、説明文が長いのとで多少の読みにくさを感じました。興味深い部分もあるのですが、素直に頷けない部分もあったり。

漠然としていて、話の流れ的に緩急が無いが、実録ものとしては、こんなものかと思った。

家族への気持ちは時々複雑に感じる事ってあるものなのかな

昔、リアルタイムで読んでいました。一話、一話が深く考えさせられました。家族の問題をそれぞれ解決出来たら幸せな人達が増えるでしょうね。このような助けが得られるといいと思いました。

家族、親は、子供の人間形成に大きな影響を及ぼしているんだなと改めて思う。

いちばん恐いのは家族というのはよくわかります。読んでいて辛くなりました。

作品とは関係ないかも知れませんが…以前から思っていましたが心理学の絵に関する分析はこじつけに感じます。ある程度 患者の人間関係や心理状態は判るでしょうが、細部の重箱のすみを突くような解釈はどうなのでしょう。母親が子どもを見てないって？反対方向を向いてる訳でなく 子どもの方向は向いてるし、もうその辺は画力の問題だと感じるんですけどね。

少し古く感じます。文字が多いのでよみにくいですが、やや解説書よりとみれば、知識を得ることができると思います。