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秦の始皇帝時代に不老不死を求めて日本を訪れたと伝説の伝説が残る徐福。その目を通して日本、そして世界の歴史の行く末を眺めていく、というあらすじ、を構想していたかと思われます。しかし、どうしてこう本宮ひろ志はきちんと勉強する真摯さも資料を集めてくるブレーンもいないのに歴史ものをやりたがるのでしょうか。結局いつもの、ヤンキーだかヤクザだか（作中では信長とかいっていますが、今や世に溢れる信長ものの中でも、最悪レベルに魅力に乏しいノブでしょう）が大ゴマで怒鳴って終わり。そのレベルです。日本史でも最も濃いエピソードが集中する、戦国〜幕末はまさかのスキップ。歴史物として最も致命的なのは、そもそも歴史的事実の理解に誤認が見られるところです。さらっとセリフで張良が粛清されたと書いていますが、最低でもウィキペディアくらい見ていればまず間違えない点でしょう。なぜこうした基本的ミスが見られるかというと、結局本宮ひろ志は、核兵器だとかAIだとか現代的価値観に対し、怒れるワシ（歴史に学んできたから偉い）による喝みたいなのがやりたいだけで、本質的には歴史に興味が無いのでしょう。喝！風太郎みたいに最初からそういう作品であればまだいいけど、真面目に歴史を見たい読者（いるのかは知らない）からしたらいい裏切りでしょう。

人類の流れをかいつまんでストーリーーにしているところが面白い

作者の描く歴史漫画は難しい事が解りやすくスケールがでかい。

話のスケールが大きくて飲み込まれるような感覚になる作品ですね。

毎回同じようなパターンの漫画サラリーマン金太郎以降かなり厳しい感じがしますが、毎回同じようなパターンで展開される漫画です