レビュー一覧

面白かったのですが、この作品は「帝は獣王に降嫁する」のスピンオフ的なお話なので先にそれを読んでからの方が、すとんと話が入って来る感じがします。

これは設定が面白くっっていいです。三兄弟の中でも1番面白い。

帝は獣王に降嫁する（レンタで取り扱いなし）が１作目で、本作は３部シリーズの２作目だそうです。いきなり本作から読んでも大丈夫でしたが、そりゃないぜ。

半分以上進んだところでいきなりファンタジー色が出てきて、えっ？ってなったのですが、前作品があって、そこでは完全ファンタジーなのが今回は外の世界に出た逆異世界モノだったとは。なぜ順番に配信されないのでしょう？お話自体はとてもおもしろかったです。ワダツミ三兄弟の次男のお話がまだ紙の方で出るらしいですが、あの次男がどの位置(攻め、受け)にくるのか。これだけで読むとかなり闇の深そうな嫌な感じのする次男が主人公なのかあと思うとちょっと好きになれるか心配です。そして、海神様はけっこうムッツリっぽいなと思いました。

三部作らしいのですが、今作から読んでしまいました。なので、話の展開が一部わかりにくいところがはありましたが、それ以外はサクサクと読めました。他の二作と一気に読んでしまいたいです。

「帝は獣王に降嫁する」のスピンオフ…というか3部作の2作目でした！「帝…」は既読だった為、世界観に入りやすかったです。既にレビューされてますが、確かに「帝…」を先に読んだ方が腑に落ちやすいかも。この作品だけではわかりにくい所が多々あると思います。そして、これから出る3作目を読んではじめてこのお話が決着するのでしょう。

設定が斬新で面白かったです。浦島太郎と人魚姫が混ざったようなお話で、最後の貝が運んでくれたりするとか、ちょっとご都合がよすぎるなーとか、クビに鎖がついていたら、抱きつくにも当たって痛そうとか、つい余計な事を考えてしまいました。世界観がしっかりしていたためか、とても印象深い作品になりました。

三部作で、こちらが一作目じゃなかったせいか、モノが違うとか海が～とか分からなかったです。戦に敗れた国の皇帝の三男であり、神子である受けが、記憶喪失のまま奴隷王が操る船に助けられ～って話し。三男のせいか、神子のせいか、元々の性格か、ぽやぽやしてるお坊ちゃんが受けです。奴隷王が割と受けに優しいので、長男や次男の話のように辛さは無いです。が、浮き沈みも少ないので私は物足りなかった。長男の「帝と獣王～」はメチャクチャ好みだった。次男の話も読んでみます。同じ兄弟で敗戦後の三兄弟それぞれの話しだけども、受けや攻め、その周囲の人々、環境も全く違うので三作でも好みが分かれるでしょうね。

2人がただあの海賊と平民ならなんの問題もなかったんだけど。

シリーズ2作目。海神兄弟3男の純真皇子と元奴隷の海賊王のラブストーリー。今回もスケールの大きな作品でした。おすすめです。