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娘は生きていると信じ手ががりを追うことに生涯を費やしている強い心の持ち主のヒロインと、これ以上傷つくことに耐え切れず娘は死んだと思い込むことによってなんとか新しい人生を歩もうとするヒーロー。子供を誘拐されてからの気持ちの整理の仕方が二人とも全然違っているけれど、それぞれの子供への想いが繊細に書かれていてどちらの気持ちにも共感でき、あっという間に読み終えました。
突然赤ちゃんが誘拐されるという悲劇に、いろんな誤解が重なり離婚して12年。諦めず探すヒロインと、もう死んでいると諦めることで前に進もうとしたヒーロー。二人のとった道がそのまま二人の性格とリンクしています。12年前にはその性格が災いしたのですが、娘が見つかる過程ではお互いを補い合う形に作用します。でも、やはりこのヒーローはちょっと気が弱い人だったようで、ヒロインに再婚を申し込んでも愛しているという言葉をなかなか言わない。物を与え、思いやりも見せ、ヒロインの気持ちも多分わかっているのに言わない。思い切ってヒロインが「愛している」と言った時、中断されて言えなかったけれど「僕はー」何と言いたかったのでしょう。12年前に妻を思い遣ることを諦め、子供の命もすぐ諦めた弱い自分では愛していると言う資格がないとでも言いたかったのかな。娘のお陰で思わず口にした愛の告白もかなり中途半端で、娘の言う通りちゃんとけじめの言葉を表現して欲しかったです。
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娘は生きていると信じ手ががりを追うことに生涯を費やしている強い心の持ち主のヒロインと、これ以上傷つくことに耐え切れず娘は死んだと思い込むことによってなんとか新しい人生を歩もうとするヒーロー。子供を誘拐されてからの気持ちの整理の仕方が二人とも全然違っているけれど、それぞれの子供への想いが繊細に書かれていてどちらの気持ちにも共感でき、あっという間に読み終えました。