レンタル51万冊以上、購入133万冊以上配信中!
指定したジャンルは検索結果に表示されません
年齢確認
かなり昔の、不完全燃焼なレディコミ作品。池田理代子は少女漫画家としてスタートした当初から、世間の冷たさや、周囲からの嫉妬・いじめなどを頻繁に作品のストーリーに盛り込んでいます。ベルサイユのばらも、宮廷の閉鎖空間でのゴシップやプレッシャーに苦しむヒロインたちの姿が描かれていますよね。本作はそうした構図を現代の主婦を主人公に置き換えた作品。ご近所の口さがない主婦グループや、人の不幸に群がるマスコミ。冷たく妻を見下す夫。その中心で孤独になるヒロイン。少女漫画の場合、主人公は逆境をバネにして自我や恋に目覚めますが、本作はいかんせん不倫がテーマのためか、いいラストが思いつかなかったようです。池田理代子をコンプしたい人と、不倫モノマンガの変遷を辿りたい人にのみお勧め。
心に刺さる作品でした。考えさせられました。
昭和の時代って女性に対する扱いが厳しい時代、だったんでしょうか?とにかく独身女性に対する実母や周囲の主婦の態度がキツイ。でも、今でも同じかもしれませんが。
この人は人の闇?を描くのがうまいですね。というか、取り繕ってないのがいいですね。
最初の主人公がそのままで、軸になって展開されると思ったら、そこから派生して関連のある人へと主人公が変わっていくのが、単なる母親の裏の顔だけに感じさせないから面白く感じた。母親、でもその前に1人の女性であり、周りのその他大勢の女性たちも女が集団になると起こる、他人の不幸は蜜の味という糾弾する醜さ、いつの時代も世代も必ずある問題に、犠牲になるのは子供たちだというのもとても理解出来る。ただ、キリがいい一巻でチケットを購入するのは止めてもいいと思った。
あんまり考え方が合わなかった。不倫を正当化しなくていいし、もっと責任感じたらいいのに、相手に求めてばっかりで、身勝手すぎて、嫌だった。男と男の話みたい。
男と女の愛憎劇が根本でそれに纏わる家族や夫、妻への信頼、矛盾する人の心を的確に描く作家さんなのですが、この作品は、最後をもっと完結に分かり易く決めて欲しかったなと思う。最後がまだ進行形なのも気になる。
時代背景もありますが、無責任な人の闇が恐ろしかったです。絵もストーリーも見応えが有りました。
女が仕事なんか、主婦なんだから・・・古い時代の価値観の中で、自分の人生に迷いを感じたり不倫したりする主婦の話。女である故に自由に生きられない心の闇を描いた感じ。若い世代には色々と前提が違いすぎて読みづらいかも。最後の話の悲しい結末が印象的でした。
大人達の勝手な行動に子供を巻き込まないでほしかったです。一番 嫌だったのは、出ていった母親の所に子供を連れていった事です。子供が可哀想でした。
レビューを表示する
かなり昔の、不完全燃焼なレディコミ作品。池田理代子は少女漫画家としてスタートした当初から、世間の冷たさや、周囲からの嫉妬・いじめなどを頻繁に作品のストーリーに盛り込んでいます。ベルサイユのばらも、宮廷の閉鎖空間でのゴシップやプレッシャーに苦しむヒロインたちの姿が描かれていますよね。本作はそうした構図を現代の主婦を主人公に置き換えた作品。ご近所の口さがない主婦グループや、人の不幸に群がるマスコミ。冷たく妻を見下す夫。その中心で孤独になるヒロイン。少女漫画の場合、主人公は逆境をバネにして自我や恋に目覚めますが、本作はいかんせん不倫がテーマのためか、いいラストが思いつかなかったようです。池田理代子をコンプしたい人と、不倫モノマンガの変遷を辿りたい人にのみお勧め。