レビュー一覧

原作は『恋人たちのレストラン』シリーズ(全８作)の４作目(日本の小説版公式では３作目とありますが実際は４作目)です。ヒロインの従妹イザベラは１作目『魔法のハーブを求めて』(米谷たかね先生がコミック化)、ヒロイン妹のスカーレットは６作目『ハートのタルトを君に』(サクヤカイシ先生がコミック化)のヒロインです。また、コミック版では改変されていますが、原作ではヒロインが故郷に帰ったのは姉リジー(シリーズ２作目のヒロイン。ただし今のところ未邦訳)の結婚式に出席するためです。ちなみにこのシリーズは７作目『エンジェルと悪女』もよこたようこ先生でコミック化されています。話の方なんですが、スカーレットとイザベラのしたことは当時まだ子供だったからにしても酷いけど、ヒロインも原作の方で反省している通りヒーローに尋ねる機会があったはずなのに彼を恨むだけで確かめないのがなあ(ちなみにコミック版では15年前となっていますが原作では17年前)。あと、他の皆さんが仰る通り設定がドロドロ要素満載なはずなのに話があっさりし過ぎなんですよね。原作はどうだろうと思い読んでみましたが、こっちは普通にドロドロでした(笑)。ページ数の問題もあるのでしょうけど、原作からカットされた話やコミックオリジナル部分から察するにそもそもドロドロ話が浅見先生の好みに合わなかったように思えます。せめて終盤ヒロインが娘から絶縁宣言されて、ヒーローからの助言にも耳を貸さずに自分の殻に閉じこもり、本気で娘との縁を切ろうとする原作での展開は入れて欲しかったのですが。

絵が綺麗なのと秘密が気になって購入しました。いやぁ妹も悪いけど、いとこもかなり悪いよ笑。１５年って長すぎ。この手のパターンで知ってる中では最長笑。すごく酷な設定なのに相変わらずハーレ特有のページ数不足のせいか、さらっとエンドでした。

絵が綺麗です。でも内容は…。さらっと終わってしまっているが、ヒロインの家族ってなんか…。まず妹はなぜ15年も秘密を黙ってたくせに、今さらヒーローとヒロインを会わせるのか？私達は幼かったのって言い訳してたけどそれで許されるのか？手紙は無くなっても読んだんだからなぜ妊娠をヒーローに伝えなかったのか？次に母。ヒロインに冷たいのにヒーローに対する態度が…。昔は毛嫌いしてたのに成功したとたんに頬染めてすり寄って…気持ち悪い。ヒロイン娘見た時も反応薄いし。なんか薄っぺらい家族です。ヒロインは自分でヒーローに言えば良かったね、今さらだけど(笑)

こんな簡単に進むもの⁈って思うけど、想いは純粋でハッピーエンドなので星4つにしました。

絵はきれいなんだけど話がさらってしてて物足りない。

作画は綺麗でした。しかしこのお話は…いくら幼かったとはいえ嫉妬心から姉の人生を狂わせた妹は酷い！そしてちゃっかり？自分の結婚式に招待し、その前に15年前の事を謝罪って。更に言うなら、こういうシークレット物はヒロインが1人で子供を育てているケースが多いけど、この話は養子に出しててしばらく親子が会えてない。ヒロイン母も酷い！最終的にはハッピーエンドだけど何か取ってつけた感じがします。

10代の妊娠は心細いのに、手紙を隠してしまうのはひどいよ。

妹の嫉妬心から離れ離れになった若い2人。2人の間のベビーも養女に出され、ヒロインは仕事のみに生きていきます。モデル兼デザイナーのヒーローはその妹の結婚式でやっとヒロインと話し合うことができます。ヒロインは捨てられたと思いヒーローを憎んでいます。その誤解も溶け　美しく育った娘にも会い。さら～と話はすすんで終わりました。絵はきれいですね。ヒーローもヒロインもちゃんと若い時から大人にと描き分けられていて見やすかった。

15年って…。妹たち最悪だわ。許したのが信じられない。

こんな完璧なヒーロー初めて見ました。別れて何年経ってもヒロインを愛していて、いきなり子供がいると知らされても受け入れる心の深さ。そしてその子を見た瞬間から愛している。いや、ホント凄い！ただ私個人の意見としては、子供を今まで育ててくれた養父母に対しての敬意が足りないと思います。実の親子なんだからって養父母差し置いて会ってはいけないのではないかと思います。というわけで、星4つです。それにしても絵がきれいです。衣装も素晴らしかったです。でもヒロイン妹達、いくら子供だったからって、許されない。やっていいことと悪いことの区別くらい付くでしょう。酷すぎる。これをすんなりと許すヒロインにびっくりでした。