レビュー一覧

初めて会ったときから惹かれあっていた二人が困難を乗り越え愛を紡ぐお話でした。

ソリストと王子様のラブストーリー…はっきりとした起承転結ではなく、流れるようにストーリーが進んでいきます。二人の心理描写が細やかで、ページ数が足りない‼なんて思わせません‼バイオリンを弾いている絵の美しいこと！絵もストーリーにぴったりでした。私は大好きな作品です。

音楽と王室なので、スケールが大きく感じられます。格調高いお話です。もう少し情熱的な感じがほしいです。

ヴァイオリニストのヒロインがヒーローの力も借りながら過去のトラウマを克服して愛を育むお話です。この作品の見どころは、ヒロインのヴァイオリニストという設定がちゃんと生きていることです。音楽家として曲やトラウマと向き合う姿勢が丁寧に描かれています。それゆえに、それを支えたヒーローとの恋愛に納得ができます。絵が古いのが若干もったいないですがストーリーは文句なく面白いと思います。こういう作品もあるからハーレクインを読むのを止められない。

綺麗な絵と限られた頁数でのストーリー展開、いつも安心して楽しめる作家さんです。ヒロインのトラウマを、ヒーローが俺様で強引に進めながらもヒロインを思って手を引いたり、ヒロインの弱くはあるも期待に応えようとする努力と健気さが好印象です。お互いの感情の行き違いでキュンとしますが、読後、「良かったね～」と、スッキリとあたたかい気持ちになれます。

作家さん買いしましたが、当たりです。絵は綺麗だし、ヒーロー、ヒロインの心の表現、良いですね。物語はまるで音楽を目で見ている様なスムーズな流れで、妊娠、ライバルなどの要素もなく、本当に心の流れだけで書かれている様なお話し。大好きです。

作者さん買いです。今回もアタリでした。ヒロインはバイオリニストですが、過去の出来事がきっかけで大勢の前で演奏することができず、ヒーローは、亡き祖母の曲を演奏できる奏者を探して方々をめぐっており、偶然ヒロインの奏でる音色を聞き、強引にヒロインに演奏を承諾させます。いつものハーレクインとは毛色の違う話ですが、面白かったです。本番の舞台エピソードにもう少しページをさいて欲しかったですが、難しいですね。おばあ様の作曲した曲、どのようなものか気になります。個人的には『愛の挨拶』みたいなイメージで読んでいました。

幼い頃のトラウマとの戦いを丁寧に書かれていて面白いです。最後の国王の言葉が良かった。

試練を乗り越えていくヒロインの姿に感動しました。

美しいお話しでした。ヒロインの過去の傷を乗り越えるためにヒーローが心を砕いているところが素敵ですし、王の為に尽力しているところも王子として素敵です。ヒロインの美しさや気品も感じます。