レビュー一覧

うっそーん、続くのね。。これはつらい。とてもよかったです。はじめて「表紙買い」というものをしました。。17歳は要領よく捌けるほど大人ではなく、ゴリ押しでつっ走れるほど子どもでもなく。そのなかでもブレないユキの思いが瑞々しかったです。先生は先生で、自分の恋を大切にしていてこれも切ない。。前作でとても許されないことをしてしまったユキですが、忘れない、なかったことにしないその反省と後悔は真摯なものでした。はぁ、続刊が待ち遠しい。。

まだ続くのですね...いろんな意味で相まって、この焦ったさが堪らない！でも、少しずつ少しずつ距離が縮まる感じが良いんだけど、やっぱり焦れったい、焦れったい、焦れったい、笑。

１７歳の話だなあ。相手のことを考えているようでいて、自分の気持ちばかり押し付けてるし、レイプした相手に付きまとって、諦めるということを知らない。いつか先生が手に入ると本気で思ってる。有岡くんが１７歳じゃなくなって、もうすこし大人になったとき、相手のことを思いやれているような大人になれてるといい、と思います。先生は９才も年下の子供に無理やりされて、男としても教師としてもプライドはズタズタ何だと思うけど、教師としての日常に戻ることで、大人の余裕を取り戻してる。先生にはなんとか有岡君卒業まで、表面上は先生として接してじらしてほしいところ。

ヤられた。今作の表紙。有岡の憂いを帯びた泣き顔。何で泣かせているのか、不思議だった。次巻に繋がる有岡と三島先生の接触を描いた最後の数ページが辛かった。前作と似た展開のようでいて、全然違う。今作の有岡は自分の行動に激しく怒りを表にしている。前作でも思いのまま思いをぶつけ、結果、それがレイプになり三島先生に拒絶された。今作でも思いが募り、溢れて、吸い寄せられるように三島先生に口付けてしまう。三島先生は大人だから、受け入れた自分を不思議に思いながらも受け入れている。でも、有岡はまだ１７歳。真っ直ぐ過ぎるんだよ。合意でない行動を１度しているだけに、反省している分だけ、今回の自分の行動を激しく後悔している。あぁ、次巻で有岡はどうやって乗り越えるんだろう。はつ恋、実らせて欲しいなぁ。

切ない、切ない。「ほのぼの」系の木下作品を読み慣れているので、目と頭が混乱しています。前作を読んだ後は読み返すこともなかったのですが、続編を読んで、二人のキャラクターにも魅力を感じてきました。有岡君の気持ちが分かり過ぎてしまう先生、切な過ぎます。先生が心から笑える日が来ることを心から願っています。

前作を読み、続きが気になって読んで見ましたが、テンポがなかなかゆっくりで、いいんですが、戻かしさもあり、星一つ減らしました。自作も楽しみにしています。早く幸せにしてあげてください。

『生徒』に続く2巻目。タイトル通りこの巻は教師である三島の心情がより描かれています。学生時代から一番近い場所にいてずっと片想いをしていた津田への恋情…決して報われないと知りながらも想いを断ち切ることができない三島の辛さと、その自分をなぞるかの様に真っすぐな想いをぶつけてくる有岡。自分が決して超えることのできなかった壁を登りつつある有岡に対する戸惑いと羨望、そして少しずつ惹かれていく気持ちが三島の淡々とした言動から伺えます。1巻では若さ故に暴走してしまった有岡も、ちょっとずつ大人になっていますね。

最初はなんでイケメン高校生がちんまい先生を？と思いましたが、先生の一途さを知ったり、ちゃんと意見したり相談にのってくれたり、報われない方の恋の痛みを知っている優しい人なら振り向かせたくて幸せにしたくなっちゃいますよね…。強引な勢いがあるのが高校生っぽいです。普通なら許されない事をしているけど、本人も逃げずに向き合おうとしているので嫌悪感が無いんでしょうかね…。

ようやく、ハッピーエンドになるような要素が、、、いやいやまだまだ全然どうなるかわかんないです。実際教師に告白したら、こんな風にざっくり傷つけられちゃうんだろうなぁ、、、私はもういい大人なので、先生の臆病さに深く共感しますけど。

前作、『生徒』からじんわり前に進んでいます。叶わぬ恋の同士として、と彼を受け入れた先生。しかしそのキスは本当に同士としてのものなのか迷いが生じます。守るものの多い大人ゆえのためらいが感じられていい。その恋を知って複雑な気持ちになる生徒側の親友の存在も気になりなす。