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虐待する親を子供が庇うことはよくあるそうです。ですが、そんな子供も守ってくれる人が他にいることを理解すると自分のされていることに気づくとか。最終的にはハッピーエンドですが母親にはなんの社会的制裁もなしで胸くそ悪い感じがします。好きな方には申し訳ないですが、この作家さん特有の『信じるものは救われる』的な宗教くささと、主人公の怖いくらいの性善説的思考が気持ち悪いです。

ちょっと無理のある話だと感じました。虐待を受けて育った人は親に対してそこまで絆が育ってないはずです。

実際に親から虐待を受けた子は、その親を信用しません。なのにここ書かれているように親に殺されそうになった事がある子は、尚更、親に尊敬も敬愛もなく、たとえ親が死んでもショックも悲しい気持ちもありません。あるのは、他の親子を見て羨む事だけ。少し話し盛り過ぎ。

心が締め付けられるストーリーでしたが展開には、疑問を感じました。主人公が最終的に幸せになれたのが救いだった。