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こんなに一文字一文字丁寧に追ってBL小説を読んだのはもしかしたら初めてかもしれないと思いました。コミカルな会話が出てきてクスッとさせられながら根本は大切な人の死というものが小説家と校正者、二人の人間性を支えています。博学なこの作品の作家さんの知識と教養に感服です。思わず世界に入り込んで、しっとりした雰囲気を感じられたり。恋人を情人という言葉で言い表すのがまた情緒があったり終始読み応えがありました。とてもいい作品でした。
小説家×校正者という事で文芸な感じが、たっぷりな今作。文人の言葉や色々な作品の一節もお話に組み込まれてて、とても楽しい!2人の独特な掛け合い、台詞回しもとても文系。思わず時々、明治とか大正時代でなく、そういえば現在の話だった!となります。…「睦み合う」には、やられました(笑)また麻々原先生のイラストが素敵で眼福でした!続編楽しみにしております。なるべく早く読みたいので、お願いします。
非常に面白かった。 続編、早々にお願いします。挿し絵も良かったです。
BL作品はたくさん読みましたが、エロメインの薄いストーリー作品が多い中、作家と校正者というカップルでとてもテンポよく感じました。いろんな立場からの視点や人生観も交じっていて、深みを感じる作品でした。シリーズとして3作目までは出ているということなので、続きをぜひ読んでみたいと思いました。
ラブコメという触れ込みでしたが、実際は悲喜劇のような。大吾と正祐の文学作品引用での恋の駆け引きと大切な人の死に影響された二人の人生観が絡む濃厚さに「これはコメディ」と自分の認識の軸を修正しつつ、時折挟まれる美味しそうなお料理の描写に救われてやっと読み終えた感じです。正直面白かったし、大吾のお爺さんの遺言の一言は心に染みました。でもこれがあと3巻あると思うと、自分のパワーが保つかどうか不安です。しばらく間を置いて心に余裕のある時に読むかどうか考えます。
BLの前に、大体が恋愛小説じゃないですよ。もうそれこそものの見事に本、本、本。作家と校正の関係とまた更に本。私は全く著者に会いたいなんて考えず、本は自分にとって、面白いか、感動するか、新たな知見が得られるか、のどれかにあればいいと思うので、ここまで文責を正面から戦わせるのはすごいの一言しかありません。BLメインでない一般小説として、本を作る小説にそういう関係の描写がある、という意味では★5、BL小説としては★3な感じなので、間を取らせて頂きます。…文章力は、すごいです。
初めて読む作家さんなのですが、普通に文学好きにはたまらない作品でした、笑。BLとして捉えるにはチョッと堅すぎる気がして、星4つにしました。ストーリーは作家と校正者のお話なのですが、かなり奥深いお話で読ませてくれる反面、サラッとBLを楽しみたい人には向かいないかもと思ったり。じっくり読むには面白そうな作品でした。色んな文学作品が作中あがってくるので、その作品も読み返したくなったり、また読んでみたくなったりと、年末の忙しい時期に読んではいけない、読書の虫を刺激する作品でした、笑。
読み終えるのに時間がかかりました。意味が一度では把握できなくて、何度も読み返したりしたせいです。でも、体の関係が出来たら終わり、という話ではなく、大切な人を亡くす絶望感と、人を愛す怖さを考えさせられる良作でした。早く続きが読みたいです〜(≧∇≦)
文芸作品や、時代劇ものがお好きな方はいいと思いますが、作品引用が多いし、表現の仕方にもそれが色濃く出ているので、合う合わないがあると思います。私も最初のうちは面白く読めましたが、ずっとそればかりなので途中から疲れてしまいました。主人公の2人にあまり魅力が感じられず、心情的にも共感するところがあまりなかったのが、イマイチ乗り切れなかった理由かなぁと思います。
校正者の感情についていけない人もいるだろうなと思いながら読みました。失礼ではありますが、かなりお若い方にはぴんと来ないかもしれません。ちょっと人生経験が積まれてくると、胸に痛いシーンがいっぱいあってせつないです。シリーズで書かれているとのことなので、早くこの先が読みたいと思っています。
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こんなに一文字一文字丁寧に追ってBL小説を読んだのはもしかしたら初めてかもしれないと思いました。コミカルな会話が出てきてクスッとさせられながら根本は大切な人の死というものが小説家と校正者、二人の人間性を支えています。博学なこの作品の作家さんの知識と教養に感服です。思わず世界に入り込んで、しっとりした雰囲気を感じられたり。恋人を情人という言葉で言い表すのがまた情緒があったり終始読み応えがありました。とてもいい作品でした。