レビュー一覧

有り体に言いますと、この人はオタクですよね。ベンガルタイガーとシベリアタイガーの違いを何気に描いてくる人。　BEASTARSを読み、作者の漫画にたまらなく魅力を感じてこちらの作品も購入。　彼女の作品のテーマの中に「共存」があります。既存の作品の中にも共存を扱ったものはありますが、この「共存」の在り方が面白い。えせ共存の代表格としては「ジャングル大帝レオ」がありますね。この誰もが聞いたことのある御代の作品では肉食獣が野菜畑をみんなで作ります。みんな仲良し、みんなで幸せ。ライオンが大根やキャベツ喰うかっての。リアル寄りの共存としては、「おまえ、うまそうだな」など。こちらは共存するために距離をとります。なるべく食べたくは無いけれども、生きていくために仕方ない。なるべく離れて暮らし、最小限食べて、食べる食べないも本能に逆らいながら強い意志の力で決める。　はてさて、この作者、板垣さんはというと。本能そのままにしつつ、近くで共存しようとさせるんです。ここがすごい。　板垣さんの中での食殺は、我々が住む人間社会での殺人と似た位置にあるほどの頻度の危険のように思えます。危険なことが起こるかもしれない、でも大丈夫かもしれない。だから、ここまで近くで草食と肉食が共存しながら暮らせるのでしょうね。今まではえせ共存か、離れて共存するくらいしかなかったこのテーマを違う道で表現する、この作者の考え方、描き方、好きです。新しい物語が見られると確信します。

ビースターズが好きです。こちらももっと深く読みたいです。

BEASTARSのほうを読んでたので、こちらも読んでみました。同じ世界観で、あっちではスポットの当たらない部分というか、いろいろな動物が出てきて面白かったです。短編集ですが、無理にまとめた感がなく良かったです。

他作品から飛んできて読みました。動物達の独特な世界観が面白かったです。

BEASTERSの続刊が待てない時に読みました。世界観は同じですが、基本成長物語、青春バンザイなBEASTERSと異なるのはふんわりした苦味や悲しみが味わいのメインになっているところ。フランスあたりの短編映画を観ているようです。

ビースターズ好きで読み始めましたが、短編も凄くいい。この悲しく危うい世界観の中でハートフルな話がいっぱいあって大好きて

ビースターのサイドストーリーを見れてとても満足でした！まだまだ見たい気持ちでいっぱいです。

どれもいいですが、特にラクダとおおかみの話が好きです！

ビースターズが読みたいんですけど、前作一気に借りるほどお金が作れないので、こちらをレンタル。ここに出てくるキャラが大きくなって、ビースターズの方に登場してます。早くビースターズを借りなければ！

BEASTARSを全巻読んでからこちらも全て読みました。コーポ伏獣の住人たちのその後の事が描かれていたので嬉しいです。こちらはBEASTARSよりも奥が深く耽美的な印象を持ちました。各話の終わり方も読者に想像させるような描き方で外国の映画のようで良かったです。