レビュー一覧

絵が綺麗なのと顔に傷がある男に惹かれて読んでみましたが、これは当たりでした。主人公も艶やかな外見ですが非常に知的で思いやりに溢れる素敵な女性でした。お話としては重めのバックグラウンドを消化しきれてない気がしなくもないですが、ページ数的には仕方ないと思います。王子の方のヒロインに対する愛の葛藤がもう少しほしかったなあと思います。でも全体的には満足。買って良かったです。

絵がとても綺麗で、北欧の国の幻想的な雰囲気にピッタリでした。ストーリーは…、ヒロインが可哀想で仕方なかったです。事情があったとはいえ、ヒーロー含め周囲の人達がヒロインを除け者にしすぎ。特にヒロインの親友が勝手すぎです。途中から少し腹を立てながら読んでましたが、ヒロインの優しさに救われたお話でした。

いいね~~~、良かったです。深みのある内容で、ラストはジーンとしてしまいました。

『バイキングの花嫁たち』というミニシリーズの4話めの完結編ですね。このお話はシリーズ3話めまでの三つ子のヒロインたちのお兄様、プリンスがヒーローのお話です。相変わらず物騒な宮殿内、お兄様の行方不明時代の壮絶な体験などハードな内容ですが最後は問題が解決し明るくなります。やはりハッピーエンドが保証されてるハーレクインは良いですね！ヒロインは聡明で心優しい女性。ヒーローはやはりおぼっちゃま気質でおとぼけたところがあります。シリーズで一番好きなカップルでした。

この兄姉妹の母に何があったのか気になっていたので借りましたが、えっそれだけ？愛し合っているのに夫婦のすれ違いで子供達（特に兄弟）を悲しませたの？ってオチで拍子抜けです。でも気になっていたから一応スッキリ。本編はシリーズ総まとめ、一番傷ついた兄が知性溢れるヒロインの愛に癒されブリット夫婦が王国を継いで改革していくとなって終わりました。天然で騒がしいブリットが相変わらずかき混ぜてちょっとうるさくて、折角のヒロインヒーローのラブストーリーが印象減になったため星2です。気になっていた方むけかな？ページ数も多いしね。

シリーズ物の一冊です。キチンとまとめられている良作だと思います。それでも、小説の方が面白いかな。

プリンセスである親友の結婚式に参列するため異国の宮殿で、顔に火傷のあるプリンスに出会い恋に落ちてしまう、行方不明の兄弟の話や、北欧の謎めいた雰囲気と壮絶な話がよりミステリアスに感じました。最後はハッピーエンドなので安心して読めました。

北欧の架空の国グランドリアが舞台の「ヴァイキングの花嫁たち」シリーズの最終話。この作品の前に、『白夜のプリンセス』，『月下のあやまち』，『宿命の出会い』の３作品があります。シリーズ３作目のヒロインブリットの友人と兄のロマンス。顔に傷があるプリンスヴァルブラントとブリットの結婚式に招待されたダルシーが出会う。　　シリーズ最終話なので、一応顔の傷の原因は明らかになるが、本人「記憶がない」ままなので、もやっと感が残る…。いっぱい殺してるだろうしね、あまり詳らかにしない方が良いのかもしれないが。根本的にブリットの性分が好きになれないんだけど、結婚しても相変わらず。ヒロインはブリットの友人とは思えないほど素敵な女性です。

1と2は読ま無くても3、4で充分だったと思います。この4番目のヒロインが一番好き。思慮深くて積極性は乏しいけど、全体を見据えている冷静さはカッコいいし、包容力もあって、暗い影を持って生きてきたヒーローが落ちるのが納得。ファンタジー交じりの舞台が、ヒロインの登場でやっと丸く収まった感じです。

素敵な主人公達でした。それにしても元婚約者が本当最悪。４兄妹の話をセットで読むのがおススメ。「白夜のプリンセス」「月下のあやまち」「宿命の出会い」からのストーリーです。