yuiriさんが仰るように原作は『ベラ・ルチアが結ぶ恋』シリーズの最終作です。このシリーズは全部で8作あるようですが、その内1作目の『ワイングラスの向こうに』(レベッカ・ウィンタース原作)が佐々木潤子先生、3作目の『ラストダンスはシェフと』(レイ・モーガン原作)がくればやし月子先生、6作目の『聖夜はボスと』(テレサ・サウスウィック原作)が神谷和都先生、7作目の『オアシスの魔法』(バーバラ・マクマーン原作)がたつみ龍子先生でコミック化されています。なお、4作目の『結婚の秘密と真実』(アリー・ブレイク作)は今のところ未コミック化、2作目の❝Coming Home To The Cowboy❞(パトリシア・セアー作)と5作目の❝Married Under The Mistletoe❞(リンダ・グッドナイト作 今作でも出演しているダニエルが主人公の話です)が未邦訳のようです。今作ですが、原作はページ数の割に出演者の数、エピソードがてんこ盛りなのでコミック版でそれぞれ大幅カットになること自体は仕方ないとは思うのですが、シリーズ前作までの主人公たちがダニエル以外全員カットされていたのは残念でした。せめてメリディア王国でのシーンでは原作通り王妃になったヒーロー異母妹エマと国王セバスチャン(『ラストダンスはシェフと』の主人公カップル)を出してほしかったです。あと原作で一番好きだったヒロイン義父とヒーロー父の兄弟の和解シーンが全部カットだった上に、兄弟間の確執話自体が全部カットなのもなんだか残念(やっぱり130ページは短いです)です。ただヒロインは原作よりは落ち着いたキャラクターなのは良かったです。
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ベラ・ルチアと今作ヒーローをキーにしたシリーズですね。ただ、原作者もコミカライズ作者もそれぞれ異なっているためか、登場人物の相関関係がいまひとつ一致しないような。。。 「聖夜はボスと (今作ヒーロー従兄がヒーロー)」、「ワイングラスの向こうに (聖夜のヒーロー妹の異母姉がヒロイン)」、「ラストダンスはシェフと (聖夜のヒーロー妹がヒロイン)」、「オアシスの魔法 (今作ヒーロー義妹がヒロイン)」 とコミカライズされていますが、シリーズ最終話の今作が、わたしは一番好きです。