レビュー一覧

10年前にフルタイム勤務ワンオペ育児家事で疲れ切って、鬱で起死念慮に囚われて強制入院させれた経緯もあり、生活保護で生かされてきました。今は長く再就職しており、住居費や医療費のみを保護費から負担していただいている状態までは回復していますが、私が死んだら、娘の未来はこの主人公と同じになる可能性が高いのです。それだけは絶対避けなければ、と強く感じています。せめて娘が就職するまでは、一人残して訳にはいかない…この作品を読んで、漠然と思ってたことの理由が具現化しました。悪事に手を染めたりしないし、無責任に辞めたりもしないんだから「形だけの保証人」は当然なってくれるとも思っていたし、実際に、何の躊躇いもなく保証人になってくれた親や親類がいたからこそ今の自分がある。進学就職などは自分が努力したから成し遂げたことだと思っていた若かりし頃の自分が、烏滸がましく本当に恥ずかしい。そらすら決して当たり前ではないんですね。店長さんは育児ノイローゼでしょうね。産後はとくに、周りの理解協力が得られなく、過労で正常思考ができなくなっていた心神喪失状態での痛ましい事件。この作品に出てくるみんなが、日々の小さな幸せに包まれて、辛い過去や現状を乗り越えていけますように、心から願います。

自分の生活や人生がどのようなものによって成り立っているかを知り、勉強になりました。ドラマとしても非常に面白く、続きが気になります。

自分の与えられた境遇に疑問を持たない若い人に読んでほしい作品です。ほんの少しずつ形のないものを他人に対して譲れば、誰でも誰かの救いになれて、そこが居場所になるということがテーマの一つなのではないでしょうか。主人公も、たった18歳。18歳は庇護の必要な子供であるということも、また一つのテーマです。これは児相問題としても根深く、育成を妨げられない権利がすべての子供にあるならば、同じだけ、社会に出てやっていけるようになるまで支えてもらう権利もある筈です。なのに、今はその部分だけ福祉行政として抜け落ちてしまっています。主人公の今は、無償無言の配慮に包まれて、無遠慮に痛めつけられた傷を癒やすときなのでしょう。もう少ししたらきっと、他人の傷をこじ開けずに察して寄り添える大人の女性に成長できるのだろうと…そこは見守って行きたいと思いました。第一に彼女には、大人の振る舞いや配慮を教えてくれる親がいないのですから…。

国にとって、とても大事な問題だと思います。まじめで前向きなこの子がまっとうな人生を送れないラストだったら日本はもうお終いかなぁなんて気になりました。

レンタルで5巻まで読みました。一度貧しい環境になるとなかなか抜け出せないですよね。でも主人公を見ていると、変に貪欲になる事もなく、他を妬んだり卑屈になることもなく、明るく正直で真面目なところに惹かれます。現状に満足して前向きに暮らすのがコツかなぁ。あと心配してくれたり、さりげなく支援してくれる周りの親切な人達が好き。そういう人になりたい。他人を助けたいなら自分がしっかり立って手を貸せる余裕が必要と、大家さんが言っているのを見てそうだなと思いました。貧しさも豊かさもいらないから他の人を助けられる余裕が欲しい。経営、結婚、子育てがうまくいかないと自己責任ていう単語を出す世の中だけどそうじゃないと思う。殆どの人が余裕がなくなった世の中だから。また新巻が出たら読もうと思います。大家さんがなんていうのか気になる！

ルールと言えばそうなのかもしれない。でも、こんなに世の中冷たいのかと思うと辛い

すごく切ない話ですが、回りの人に助けられて主人公が幸せになってほしいです

多くの日本の貧困はきっとこういう形なのでしょうね。周囲から見てるだけでは、誰が貧困か分からない、絶対的貧困より辛いものだと思いました。それがわかり易く描かれている漫画だと思いました。

勉強をさぼってたから「貧困」なのではない！どうしたらそこから抜け出せるのか？と考えさせられる。弱みを突き、若い女の子を貶め自分が得をしようとする男たちもいれば、下町人情で親切をしてくれる人もいて人間ドラマ18歳の主人公がパン作りに希望を見出してるから救われる。「貧困」というテーマの落しどころがどうなるか気になります。

凄く重たい話しですが、これも今の世の中の現実だと思います。一度貧困に陥ってしまうと、自分一人ではどうしようもない。ヒロインが周りの人達に助けられ、必要な援助を受けて幸せになって欲しいです。