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すごい中身の濃いストーリーでした。ダイアナ・パーマーは、もともと新聞記者だったそうで、素晴らしい取材力を元にした、中東の石油権益をめぐる情勢不安とかいろいろ織り交ぜてストーリーが展開していきます。でも、ちょっと残念だったのはヒーローが少し臆病すぎる。かなり年上で、時にはヒロインに対しては傲慢に振る舞う割には、傷つくのが怖くてなかなかヒロインに素直になれないから、ヒロインがとっても大変。継父に決められたアラブ小国のシークの婚約者は、ヒロインの素晴らしさをわかっていて、ヒーローがヒロインに冷たくしてる時にも、彼女にやさしく接してくれた。「私と一緒に国に来ないか？」って言ってあげたり、「君を一生、思い続けるよ。君が私を必要としてくれるなら、シークの位を捨ててもいい。君にはそのくらいの価値がある」っていうんです。あーかっこ良かった。ヒーローより、好きだった。幸せになってほしいな、アラブ小国のシークには。

単行本で買いましたが、ダイアナ・パーマーの作品では1番面白いです。病気で妻を亡くした男性とその男性を慕う女の子の誤解やすれ違い、国家間の対立などスケールの大きな内容です。お話は長いですが、登場人物の感情や背景がきちんと描かれていて、あっという間に読み切れます！

内容が濃すぎて、面白かったけどどうしてもモヤモヤが残ったのでまた読みたいとは思わなかった。元妻を愛していたのはわかるし亡くなっても大切に想っているのは素晴らしいと思うけれどそれを相手の前で何度も口に出したり名前を間違えたりその頃はヒーローがヒロインと本気の結婚をする気がないにしても読んでいてキツかった。ヒロインがヒーローを愛しているのはわかるけど最後こんな簡単にわだかまり消える？結ばれても度々元妻の事思い出すよね？って思ってしまいました。自分は読後感があまりよくなかったです。ダイアナ作品は大好きで色々読みましたがヒーローが前の女性へ未練たらたらな話はハッピーエンドになっても好きになれない作品が多くこれも同じだったため評価低めです。