レビュー一覧

真意をつかませない胡散臭い受けの性格が今ひとつ好みではなかったです。男前ボディガードの攻めが、受けに振り回されているフリをして、実は一枚上手で、受けが寂しがりやのかまってちゃんだと見抜いています。ボディガードの話としては、おもしろかったのですが、攻めが最後までイヤミなくらい大人対応で、甘さがなくて物足りなかったです。

期待を裏切らない内容でした！ただ…もっと長く読んでいたかったなぁ。攻めのボディーガードの甘めな言動をもう少し読んでみたかったです。続編望みたい！

いつどんな方法で敵が襲ってくるんだろうとか、この行動は後にどう影響するのだろうとか、ハラハラドキドキして、ボディーガード物として大変面白かったです。ただ、主人公の性格が私はダメでした。（完全に個人の趣味です。）そのせいで、最後のいちゃいちゃシーンまでは面白くてがぁーっと一気に読んでたのに、それ以降十数ページが読めない読めない。余りに苦痛で途中で投げ出しそうになりました。ひとえに主人公の性格が気に入らないという理由のみですが。ということで、ボディーガード物としてだけだったら星５付けるんですが、ＢＬとしては星２なので、真ん中とって3.5というとこですか。楽しめたのでこの評価で。

良い作品だと思います。ただ、とてももどかしかったです。最後に菊地くんの正体がわかり『なるほど〜』っという感じでした。ラブラブになってかもちょっと攻が意地悪な感じがしますが、もっとラブラブ感満喫したかったです。最後は甘々が良いですね！

火崎勇先生独特のスリルとサスペンス。微妙に隠されたドンデン返しへの布石、伏線というよりちらリズム的で、ああ来るかな、いや、こう来るかな！と読み進めていたら、成る程そう来たか！一時期火崎勇先生の本の追っかけ状態だったのが、昨年辺りどうも御都合主義的なストーリーに思えて、一人語りの手法も上滑り感が有って、正直離れていたのですが、久々復活！さすがという感がしました。ただ、ページ数が少なかったのか、攻めと受けが互いに惹かれ合いながらすれ違い、読んでるこっちをハラハラやきもきさせるくだりがほとんど飛ばされてて、残念！

見かけと違い、孤独と寂しさを抱えた受けが健気で可愛いらしい。たぶん他人には分からないところを攻めは気づいたんですね。なんかこういう自分からは甘えられないコはおもいっきり甘えさせたいですね。