レビュー一覧

作者さんが凄い洞察力が優れた方なんだと思います。最初のお話、弓子とかなえのことがすごく印象にのこりました。傑作集とかいてありますが多分その通りだと思います。この作者さん話も面白いし心理描写や人間の心や本質の描き方がほかと群を抜いて凄いと思います。「もう疲れた。話すくらいなら死んだほうがマシ」と最後死の間際弓子さんはいいますがその通りだと思います。これは女にしか解らないかもしれませんが私もそうしたほうがマシだと思うからただ最後一緒にいてくれるひとがいて・・・・それは本当に良かったなとおもうけど・・・でも彼女を結局つれてはいかず。。まだ生きろと言ってるならそうするしかないとかなえさんも言いましたね最後・・・このなんともいいようがない表現が凄く秀逸で好きです。凄くおすすめです。素晴らしい人間描写でした。

2巻をサンプルで読んで購入しました。「お迎えがくるよ」と「死者の夜」はすごくいいです。短編だけど読み応えがあります。「最後のゲーム」、短編ではもったいないです。怖かった・・・。とてもよかったので、他の巻も購入しようと思います。

短編集ですが、どの話も面白く、怖いものや自分勝手な女の子の執念の怖ろしさなどが描かれていて読み応えがあります。ページ数も多いので１巻１チケというのはかなりお得だと思います。絵は可愛らしいのですが、話は結構怖いです。お勧めです。

いや~面白いです。自分が小学生の頃、「なかよし」で活躍されていた曽祢まさこさん。懐かしさもあり、安心して読めます。

短編集ですが、１話１話が濃いです。そして、じんわりホラーです。古い作品だと思いますが、テーマは普遍的で、大満足でした。

曽祢まさこ傑作集（1） 死の影の家 を無料チケットで読んだんですが、大当たりでしたヨ(=^◇^=)。女性をターゲットにした作品？ですが、男の自分が読んでも違和感なくいいわって感じで十分楽しめました。話の起承転結がしっかり組み立てられており感心しながら無料で読ませていただきどうもありがとうございました(=^◇^=)ゞ

短編集ながら、一つ一つの話のつくりがとても丁寧で安心して読めました。人の心の弱さや脆さの描き方が見事だと思います。また、多少突飛な性格や行動をとるのキャラクターであっても、キャラクターの背景がきっちり表現されているため少なからず共感ができるところが素晴らしいです。結末にはアンハッピーエンドのものが多いので『自分だったらどうするだろう』など想像しながら読みましたが、意外と回避方法が思いつかなくて悩みました。個人的には「死の影の家」のお話が後味もいいので一番好きなのですが、「少女心中」も少女特有の一途さや脆さがうまく描けていてお勧めです。

どの短編も、オチが読めませんでした。作者の力量を感じる素晴らしい作品ばかりだったと思います。

曾根まさこさんの漫画は「不思議の国の千一夜」辺りから好きです。子供の頃読み漁りました。この短編集も内容が濃くて面白いです。

古い少女向けの作品の短編集ですが、どれも設定が凝っていて、オチに良い意味で読者を裏切るひねりがあり、とても読み応えがありました。