レビュー一覧

大好きな作品の続編が読めて本っ当にとっっても嬉しいです！スタイリッシュでスイスイ読めるこの素敵な雰囲気は健在。今作ではろくでなしポールを作り出した過去の一端が明らかになってちょっと切ないです。ジョナサンとポール、そして妻子との関係もどうなっていくのか、どちらとも取れるようなこれまた切ない終わり方……くーっ！ちなみに後日談がOPERA vol.64にあり、温めていたそちらもすぐ読みました。面白い展開に二人の本音が見え隠れする描写はお上手だと思います。とにかくこの二人の行方は見届けたいなぁ。

これは是非シリーズでどんどん続きを描いていただきたいです。

ストーリーも会話も絵もとてもセンスがいいです。軽いタッチで話は進みますが、内容は主人公の教授の葛藤があったり、本当に好きな人と添い遂げたいと思うようになったりを丁寧に書かれています。アメリカのＷＳＡＰの人の考え方や、社会が良くわかるし、意外と本質に迫っているんじゃないかと思えます。最後に出てくるディヴィットが私的にはかっこよくて好き。そしてそのパートナーがエルトン・ジョンに似てると思うのは私だけ？

前作が印象深く何度も読み返していたので、続編すごく嬉しいです！ありがとうございます！7年ぶりなんですね。映画を観ているような流れるような作風や小粋な台詞まわしは健在。1話ごとの英語のタイトルもおしゃれで、海外の短編小説のようです。上流階級出身で妻子持ち隠れゲイな教授の、過去のエピソードが今作も泣けます...。カムアウトする事の難しさなどについても考えさせられますが、シリアスすぎずユーモアもあり良いバランスです。アメリカが舞台ですが作者さんはもしや外国の方？と思えるほどのディテールの細かさと自然さで、全く違和感なく読めます。愛すべき2人の恋の駆け引きを、こうしてまた見守る事ができて幸せです。何年でも待ちますのでまた続きをお願いします！願わくば、教授がジョナサンを好きになるに至った経緯もいつか描いて欲しいです。

続刊が出て星5つけることって滅多にないんですが、今作も非常に良かったです！！大人ならではのズルさ、余裕、切なさなどもろもろの感情が一緒くたになって、なんとも言えない余韻で終わってます。白黒ハッキリつけないと気が済まない方には向きませんが、逆にいろいろ想像する余地を残してくれているので個人的に非常にツボでした。大好きな作品です！

前作の第一弾から7年もたっていたんですね！今回２巻めを読んでから改めて１巻を購入し直しました。こうして通しで読むとジョナサンが始めっから教授に惹かれているのがよくわかります。教授はどうなんだろう、はじめはきっと遊びだったんだろうけど、どこかでこれが最後の恋、と思ったのかなー　すごくおしゃれで余韻と余白が気持ちいいです。

前作から７年も経っていることにまず驚き！あいかわらず海外ドラマばりのキャラクターのしぐさやちょとひねくれた会話がおしゃれで、後書き文章にまでセンスを感じます。教授のひょうひょうとした態度の裏にある隠れゲイとしての葛藤がかいまみれる今作でした。話のキーになるキャラクターがたくさん出てくるので、この空気感を引き継ぎつつスピンオフとかがあったらすごく嬉しいです。

長い時間かかって出た続編ですが、話自体は前作直後から続いてます。うーーーん、この2人どうなるんでしょう？どうなるのが幸せなのか。自分に正直に生きたお兄さんと、お兄さんが正直だったがために、本当の自分を出せずに家族のために生きることを選んだ弟。お兄さんを素直に祝福できない、気持ちはわかります。読み応えのある作品でした。映画化できそうです！

前作同様、ゲス教授と性悪ジョナサン（褒めてる）が見れると思ったら、あっ、れれー？そっち行っちゃう？みたいなラストでした。これはこれで良かったです（多分）。あるべき姿を取り戻すって勇気と覚悟と犠牲が必要なのによく決心したなと思いますよ。ゲス教授の禿が進行しないか心配です。それにしてもイケメン俳優ゲイ婚にちょっと感動してしまった。相手がまたリアルで・・・。個人的には物語中で一流ジーンズメーカーや有名俳優をいじってたのがドツボに入って一人で爆笑。多分有名アーティストもモデルにしてるし、エッセンスが効いてる！この二人の続きが見たいなーー。満足するにはまだ足りないよ。

「嘘つきは紳士のはじまり」の続編です。受けか攻めに妻子持ちのキャラがいるのはあまり好きではないのですが、ポールの歩んだ人生を考えるとしょうがないのかなって思いました。受けのジョナサンが所々でコミカルな表情をするのが個人的にツボです。ジョナサンがお風呂に誘った時のポールの顔には笑いました。 ただジョナサンが友人に流されて恋人ごっこにセックスしようとしていた(立たなかったけどジョナサンが攻め側ぽかった)のが個人的にはいらなかったのでこれがなければ文句なしの星5でした。