久しぶりに読みたくなった作品。相変わらず強烈な読後感・・・実写化したらどんな感じだろうか？主人公の全てを受け止めた友人が出来た事が救い。恋を知れた事も・・・

どう言葉にすべきかわからないのですが。どうしたらこんな物語を書くことができるんだろう。実はレンタルしたのは随分前で、それから何度も何度も読んで、やっとレビュー欄に向き合えています。重いです。重くて沈鬱。けれどそれだけではない。映画のようでした。きっとこれからも何度も読みます。

救いようがないくらい暗い。だがスタイリッシュな絵によって暗さが中和されて感じるから不思議。

かなり悲惨な物語で、切なく、読後感が重いです。しばらく余韻に浸りたくて、読み終わってすぐ、最初からまた読み直しました。ジムの行方ははっきりと断言されていませんが、奥付けの１つ前のページに描かれているのは、ジムなのかな？と勝手に思います。イアンの軌跡を探して歩いているのかな、と。どの登場人物にも大きな役割があり、描写はされていない部分のそれぞれの過去や葛藤、絶望そして希望に想いを馳せたくなります。

漫画を読んでるのに、小説を1冊、もしくは映画を1本読んだ後のような気持ちになりました。

ヴィム・ベンダースの初期の映画を見るような錯覚を覚える作品でした。Not Simple, but Simple.

展開が読めないのですごくおもしろいと思った

読んでてすごい切なくて悲しかった。星が２つなのは、あまりに切ない話すぎて読み返すことが出来なかったから

時間軸通りに読むときっと無茶苦茶重いし暗い…けど時間軸を変えてるのでなんとなくほっとするラストになってます。あと絵の可愛さのおかげですんなり読める。

ことあるごとに読み返してしまう大好きな一冊です。