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宗教にもいろいろあります。しかしこの宗派は、教義が排他的なこと、こどもの心身を束縛することでは群を抜いています。知人に信者がいますので、この漫画に書かれたことは全部本当だと確信できます。その知人も、世の終わりのあとにくる楽園を本気で信じています。また、学校で七夕行事があるからとこどもを休ませたことや、親の葬儀で焼香を拒否したことを、誇らしげに話していました。この漫画の作者は母親に「本当は嫌だった」と言えてよかったけれど、幼時から植え付けられたゆがんだ価値観のせいで精神が不安定になり、自分自身の体にとって良くない行動をとってしまいます。このことは残念ですが、これが現実なのでしょう。多くの人に読んでいただきたい作品なので、48時間の価格設定を望みます。
私も2世として育てられました。高校生くらいから行かなくなりましたが、結婚した今でも、性への罪悪感など克服できていないこと沢山あります。あえて淡々と描いていることで、それが2世の日常であること、宗教者の異常さが際立っていると思います。子供の感情を殺す宗教です。本当に。もっともっと沢山の方に読んで頂きたいです。
表紙を見た時、ドキッとして呼吸が早くなりました。私も同じ体験をしてきたので、過去を追体験する感覚で、恐る恐る読みました。適格な描写だと思います。
なんだか、悲しい気持ちになりました。私は保育士ですが、昔私の職場にその宗教の子どもが通っていた事があるそうで、運動会に参加出来ないなど、いろんな制約があり、その度に子どもが寂しそうにしていた、という話を聞いたことがあります…。子ども本人が幸せなら、信仰してもいいのですが、子どもの悲しそうな顔を見るのは、先生の立場から見ても辛いです…本とあまり関係ない内容になってしまってごめんなさい。希望としては、主人公が好きな人でもできて、幸せに暮らしている、なんて最後だったら良かったなぁ…と思ってしまいます。なんとも寂しい感じのする最後でした。
小学生の頃に同じ宗教信者の母親をもつ家庭の子と友達だった。その家は二人の姉妹で現在はそれぞれ結婚して若い母親になっているはずで何を思ってどんな風に子供を育てているのだろうとふと思った。自分の求める救いを他者に強制してもその相手の救いにはならないし結果抑圧されて歪められた精神に申し訳ないとか思わないのか?思えないのか。『そこにあったもの』を覗くことができる。
何年もRentaを利用してきて、初めてのレビューです。つい書かずにはいられませんでした。自分も二世でした。自分の意思もまだない頃から集会・奉仕・大会に参加し、誕生日・運動会の応援・クリスマスなどイベントは一切参加できませんでした。先生には自分から証言しました。悪いことをした時にはもちろん、鞭もありました。誰かを好きという感情を持ってはいけないとずっと思っていたり、付き合ったりするのも20代後半で結婚前提じゃないと教えられていて、アラサーの今でも異性との距離感がわからず結婚できる気もしません。親が長老をしていたので尚更でした。専門学校の進学をきっかけに行きたくないと態度にだすようになり、家族のみんなも徐々に離れていきました。今は開放されて幸せです。でも未だに子供の頃に、経験できたであろうイベントとか、お互い両想いだったであろう子のことを思い出すと、ものすごい喪失感に襲われたりもします。何年も好きだった同じ会衆の子は、20代前半にして助けを必要としている地域に行き、二度と会えていません。もし、エホバの証人でなければ別の人生もきっとあって、今頃幸せだったのかなと思うと辛くなったりもします。ただ、言えるのは集会とかで出会った兄弟姉妹たちの優しさはきっと本当だったこと(今でも定期的に連絡がきたり記念式の招待もきます)、また、両親がエホバの証人だったことをきっかけに自分が生まれてこれたこと、それだけです。今はだいぶ緩くなってるのではないかなと思いますが、望まない集会に参加しているかもしれない二世、三世の子たちがそれぞれの道を自分たちで選び幸せになってくれることを願っています。長々と失礼しました。
私も2世です。今は離れています。学生の頃苦しく辛かったことがそのまま書かれてあります。親は神のことしか見ていない。苦しい、とか辛い、というそぶりを見せると「信仰のない子!世的な子!」と突き放される。気分次第で、靴を揃えなかったとか小さな理由で金切り声をあげながら靴ベラで力一杯100叩き。この漫画よりも酷い境遇だった子は沢山います。今、子育てをしています。自分は子どもに手をあげないと心に誓っていますが、いつか手をあげてしまいそうで自分が怖いです。この漫画を読んで、自分と同じように苦しんでいる人がいる事を知ることができて良かったです。
これ虐待でしょ。 子どもは親と違うのになあ。作者は2世だがここまで凄くなくても、宗教に関わった事がある人なら、わかる部分も多いのでは?離れた後も罪悪感に苦しみ、その教義のフィルターで物事見ちゃうし、世の中とうまく馴染めなかったりして、精神を病んでしまう人も中にはいるのでしょう。そりゃ宗教やってる方が幸せでしょ。自分の人生すべて任せればいいし、安心だし楽だし。でもね、自分の意志で宗教というエデンの園を出て行ったんだから、大変でも自分の力で幸せを掴みとらなきゃいかんのよ。誠実なら世の中の人もきっと力を貸してくれるよ。この作者も苦労した分幸せになってほしいと思う。そしてもう少し絵が上手かったら良かったかも。
2世あるある!ですね。淡々と描かれていますが同じようなやるせない、どうしようもない思いを「離れた」2世さんたちから聞いたことがあります。私もちょっとこの宗教に足突っ込んでいたことがありますが、1世のママ信者には転勤族の妻が多かった。今みたいにネットなんてなかったし知らない土地にいきなり行くのは心細い、そこに仲間がいるとなれば安心感もあったのかな。そして私もですが中高生〜二十歳前ぐらいにこの宗教と関わってしまう人っていわゆるアダルトチルドレンばかりでした。漫画にもありますが仲間同士助け合うという教えがあって、疑似家族のような雰囲気に惹かれてしまうんですよね。そういう若い1世姉妹って実家でも子ども時代に虐待されていて家族愛に飢えていて。私はどうしてもどうしてもこの宗教の教えを信じ切れなかったし「奉仕」も大嫌いで、とうとう精神を病んでフルタイムの仕事を失う羽目になりました。この宗教の信者にはうつ病患者が異常に多いです。そして自殺者も多いです。真面目に自分を追い込んでしまう人ほどそうなってしまうんです。でも、しんどかったろう過去をこうやって発表された作者様、あのミョ〜な教えに左右されない自分の人生を生きていかれることを望みます。勇気がいったかもしれないけれど、この漫画に感謝する2世さん、多いんじゃないかな。私を追い込んだ「姉妹」は何人もの若い女性信者を精神的に追いつめました。最近思います、いつまでも楽園来ないねえ、貴女おばあちゃんになっちゃったねー、まだやってるの?震災なんかが起きたら「終わりが近い」ってまだ喜ぶとかいうアホなことやってるの?悪気がないことが一番タチ悪いです。「さや」さんのお母さんもよかれと思ってやってますものね。この宗教で人生狂わせたり終わらせてしまった方々のことを思い出しました・・・最近見ないけどまだやってるのかな? 人を不幸にする宗教なんていらない。
絵がかわいく、とても読みやすくて良かったです。宗教って怖いなと改めて思いました。人からもらったものすぐに捨てたり、正座出来ないくらいで叩いたり、自分の子供を鞭で叩いたり、行事に参加させなかったり。お祈りだのなんだの以前に人としてもっと大切にしないといけないものが歪められていくんだと思いました。宗教はやりたければやればいいけど人に共有を求めてはいけないと思う。
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宗教にもいろいろあります。しかしこの宗派は、教義が排他的なこと、こどもの心身を束縛することでは群を抜いています。知人に信者がいますので、この漫画に書かれたことは全部本当だと確信できます。その知人も、世の終わりのあとにくる楽園を本気で信じています。また、学校で七夕行事があるからとこどもを休ませたことや、親の葬儀で焼香を拒否したことを、誇らしげに話していました。この漫画の作者は母親に「本当は嫌だった」と言えてよかったけれど、幼時から植え付けられたゆがんだ価値観のせいで精神が不安定になり、自分自身の体にとって良くない行動をとってしまいます。このことは残念ですが、これが現実なのでしょう。多くの人に読んでいただきたい作品なので、48時間の価格設定を望みます。