レビュー一覧

高校生の大介はある日、教会でクラスメイトの藍川雛子の懺悔を聞いてしまいます。雛子は男が苦手のようで、大介に対してもびくびくしていたので、雛子のことは敬遠していましたが、懺悔がとても衝撃的な不幸な内容で、ショックを受けてしまいます。大介は努めて平静を装いますが、そうすれば、そうするほど雛子のことが気になって…。重い、暗い、辛い話です。最後はハッピーエンドですが、尻切れトンボみたいであっけなさ過ぎます。

考えさせられる内容でした。死産はしたことがありませんが、私自身長女の後二女が出来るまで、3回も流産した経験があり、産後と同じように出血が続き、胸が張り母乳が出て毎日辛かったです。ヒロインの状況がかわいそすぎて、泣きながら読みました。最後が、良かったです。このまま幸せにすごしてほしいと続編があれば読みたいです。

大好きだった「妖魔」や「八神くんの家庭の事情」……。進化した楠桂さんの最新作に、こうした物語が読めて良かったです。連載を追ってた読者は、気持ちが沈んだだろうなぁ(^^; 色んなジャンルや色んな物語を紡いできた中から生まれた、集大成と感じました。体験した方々からすれば色々思うところが出てくるかと思われますが、私は、ストーリーがきついと思ったけどラストも含めて納得、満足でした。また読み返すと思います。

作者買いです。少し重たい内容と笑える描写がバランスよく噛み合っていて切ない恋愛ものです。私は恋愛話は好きではないのですがこの作品は好きです。

漫画なんだから　せめて　漫画の中ではハッピーエンドでいいと思う。

いつもホラーが多い漫画家さんなので、恋愛ものは読んだことがなかったのですが結構重い話でした。登場人物ももっとドロドロしていて死んじゃったり殺しちゃったりするのかと思いましたが、結構みんないい人で安心しました。現実はマンガみたいには行かないと思うけど、ハッピーエンドでよかったです。

八神くんのギャグベースや、鬼切丸のホラーベース等、昔単行本で色々読んでました。ココでも色々取り扱いが増え、懐かしくて購入。安定の楠テイスト作品で、作者を知ってる人なら安心して読めます。あと、1巻カバー折り返しのご本人紹介によると「ピュアな恋愛もの」「少し重たい内容」だそうです……… イヤイヤ イヤイヤピュアはピュアでも、ストーカーの言い訳に出てくる感じのピュアでしょ。ダメな方の。まぁ、主人公はピュアっぽいけど、周りのピュアは恐ぇよ。それに内容も十分重いです、はい。楠桂作品の独特なテンポで軽く表現されてるけど、題材としては重い。どちらかと言えば、姉の大橋薫作品に近いかな。なので、大橋薫作品が好きな人にもお勧めです。

この作家さんらしい作品です。流産にレイプと重い話の中に、テンポのよい作家さんお得意のギャグもあって懐かしく読みました。こういうお話はバッドエンドが多いですが、ハッピーエンドになってほしいです。

ひところのケータイ小説みたいなかんじのお話し。ヘビーな内容、のはずなんだけど…う～ん…

最後は…大抵の物語は、全てを受け入れてくれる人が表れて実際はそうはいかないでしょう。そう言 うのは宝クジで、最高額が当たるくらい難しい大介は一応全てを受け入れだけれど、果たして被害者が好奇の目で見られるのが常だから大介のお姉さんも幸せに、雛子も幸せになって欲しい。雛子の様なケースは多くあるのでしょう。