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なかなか辛辣なレビューもありますが、私はこの話はこの結末でよいのだと思います。ヒロインが受け身なのも、このお話の中での時間軸を考えればそうそう簡単に決断が下せなくてあたり前のことではないでしょうか。普通に子どものことを考えれば、いきなり新しい父親だなんて、悩んで、足が止まっても仕方がありません。ましてやこのヒロインは家庭的に恵まれておらず、結婚で得た新しい暖かい両親に悲しい事実を告げることはできないと思うのももっともなことです。そうやって止まってしまったヒロインの時間を動かすのは、ヒーローたちの役割です。この本にはヒーローは二人いると思います。一人は自信がないがためにヒロインとすれ違ってしまったヒーロー。そしてもう一人は、ヒロインを愛するがために嘘をついてヒロインを盗んでしまう、この話では悪役となるであろう男性。先述の暖かい両親たちの息子であり、ヒロインの亡夫であるこの男性は、確かにひどいことをしましたが、それでも精一杯ヒロインと息子を愛したと思います。息子がとても良い子に育っているのがその証拠です。この話は、クリスマスに相応しく、全員が少しずつ悪く、少しずつ罰を与えられ、そしてお互いに許し合っているのではないでしょうか。一番ひどい嘘をついた人はすでに亡くなり、愛する人とともに生きる時間を奪われて充分罰を受けています。ヒーローは若き日の過ちで息子と過ごす時間を奪われていますが、最後には手に入れます。そして最後は、一番報われるべき存在、子どもが幸福になります。この話は、クリスマスのお話に相応しく、よいお話だと思いますよ。
激しい言い争いもなく、みんな知的で穏やかな良い話だった。亡き夫の嘘は酷いものだけど、それ以外は良い夫で良い父だったようだし、私にはどうも最後までこのヒーローがある意味邪魔者に感じてしまったのでこの評価です。
クリスマスにぴったりのいい話でした。アートの嘘はひどいけれどその嘘に本人もずっと苦しんでいたんだろうと察せられるだけに先に進むべきだと心を決めたヒーローにこっちも救われた気持ちです。
『ボスは最高!』シリーズの4作目です。このシリーズは1作目『恋する秘書』を佐々木みすず先生、3作目『フィアンセは御曹子?』を津谷さとみ先生、5作目『キスはオフィスで』を秋乃ななみ先生がコミック化していますが、今作は最終6作目『プレイボーイのためらい』に続いての藍先生です。2作目の『午後五時の誘惑』はこのシリーズで現在唯一コミック化されていない作品ですが、これも藍先生でいいのでは。話のほうはアートのキャラが受け入れられるかどうかなんですよね。主人公2人が騙されたにも関わらずなぜか彼を恨んでいる様子がないのですが、それだけ生前の彼は感じのいい人だったのでしょう。原作は未読ですが、他サイトの感想欄を読む限り原作では主人公たちはティミー君には真実を告げないまま話が終わっているそうで、最後の改変(ティミー君の夢にアートが出るシーン自体は原作にもあるらしいです)は本当に藍先生グッジョブ!です。ただページ数の都合かエミリー(『プレイボーイのためらい』のヒロインにしてこのシリーズ全体の主人公)の出番が削られていることと、序盤でカーメラがヒーローに帰郷を促す理由(ヒーローがエミリーの再婚相手になる可能性をつぶすため。ヒーローが昔の恋人とよりを戻してくれたら、という打算)が書かれていないのが残念でした。
ストーリー上仕方ないとはいえ、元夫と子供の存在が大きすぎて、重かった。ヒロイン、人任せすぎ。元夫が、亡くならなかったら幸せに暮らしてたんだろうから、それでよかったんじゃない?ヒーローいる??とか思えた。
元夫に同情的なレビューが結構多くてびっくりです。そりゃ良い父親をやって、自分の夢も捨てて彼女と子供に尽くしたけれど、そんなの当たり前じゃないか? これでもし、結婚してから本当の子供が出来ていたらどうするのか。区別しないと言い切れるのか。しないならしないで、騙す相手が増えるだけです。そう思うと、彼は罪悪感から兄弟は作らなかったのかな、なんて事まで考えてしまいました。兎に角彼の不誠実な行いが許し難くて、サンタになって懺悔した程度では放免したくないな〜。恋人と子供を盗まれたヒーローに心底同情します。自信がないのは罪じゃないからね。これさえ除けば、息子くんは可愛いし、ヒーローもヒロインも大人に相応しい落ち着きと思慮を備えていて、未来に向けて幸せを築いていくことを信じられる良い話でした。
ヒーローを試したヒロインにもあっさり引いちゃうヒーローにも、ヒロインとヒーローの仲を嘘で裂いておきながらいい人になっているヒロイン夫にももやっとしました。クリスマスがからんだお話なので“許し”という事があるのかもしれないけど、悪者がいなくなった結果ハッピーエンド感が薄まったんじゃないかと思いました。
愛してるとはいえ、一人がついた嘘で周りの人の人生が狂ってしまうのはあまりいい気がしませんでした。子供にとっては重大な問題だと思います。まあ、物語なのでハッピーエンドで終わって良かったです。
大事なことはやっぱり人に伝えてもらってはいけませんねー。失った時間は取り戻せませんからね…。
冷静に考えれば本当にひどい嘘が始まりですが、最後はみんなハッピーでまとめられています。その嘘ですら感謝をして前を向くヒーローはすごいですね。
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なかなか辛辣なレビューもありますが、私はこの話はこの結末でよいのだと思います。ヒロインが受け身なのも、このお話の中での時間軸を考えればそうそう簡単に決断が下せなくてあたり前のことではないでしょうか。普通に子どものことを考えれば、いきなり新しい父親だなんて、悩んで、足が止まっても仕方がありません。ましてやこのヒロインは家庭的に恵まれておらず、結婚で得た新しい暖かい両親に悲しい事実を告げることはできないと思うのももっともなことです。そうやって止まってしまったヒロインの時間を動かすのは、ヒーローたちの役割です。この本にはヒーローは二人いると思います。一人は自信がないがためにヒロインとすれ違ってしまったヒーロー。そしてもう一人は、ヒロインを愛するがために嘘をついてヒロインを盗んでしまう、この話では悪役となるであろう男性。先述の暖かい両親たちの息子であり、ヒロインの亡夫であるこの男性は、確かにひどいことをしましたが、それでも精一杯ヒロインと息子を愛したと思います。息子がとても良い子に育っているのがその証拠です。この話は、クリスマスに相応しく、全員が少しずつ悪く、少しずつ罰を与えられ、そしてお互いに許し合っているのではないでしょうか。一番ひどい嘘をついた人はすでに亡くなり、愛する人とともに生きる時間を奪われて充分罰を受けています。ヒーローは若き日の過ちで息子と過ごす時間を奪われていますが、最後には手に入れます。そして最後は、一番報われるべき存在、子どもが幸福になります。この話は、クリスマスのお話に相応しく、よいお話だと思いますよ。