レビュー一覧

奪う春が続きました...嬉しい...。今回はお兄ちゃんのお話です。北斗とコウの周りを交えたお話ですが既にシリアスが入り込んでます。前作で気になっていたところなので続きを期待していますが、だんだんと重くなりそうな気がしないでもない...期待は大です!!

やじるしの先の過去編。読みたかったお兄ちゃんと青山くんの話です！ここからでも読めると思いますが、前の話を読んでた方が楽しめるかも。あまりハッピーなにおいがしないからたぶんヘビーな話になるかもですか、期待を込めて。

続きというか、序章みたいな感じの出会いが読めてよかった。やっぱり、お兄さんカプは受け攻めともに苦手なタイプだなぁとしみじみ。

本編よりも絵が上達していて、作品も深みを帯びて来ていて、いい感じです。３年後もどうにもなっていないので、お兄ちゃんがこうして壊れて行くのかよくわかるけど、その過程を見ているのは辛いです。弟君も思春期にこんなに状態で、よくぐれなかったと感心。唯一の大人の先生は、ヤッパリ大人でズルいですよね。

読んでいて引き込まれてしまう、なんか、ドキドキする話ですよね。

う～ん良かったような複雑ですコウの気持ちが成就されたは良かったけれど。お互いにあまりにも自分勝手で周りに迷惑をかけるのは応援出来ません

ずいぶん素直に先生にカミングアウトしちゃいましたね。まぁこの先生だからってのはあるのかな。彼と先生の間で揺れるんでしょうか、ですね？

北斗、ちょっと周りへ迷惑かけ過ぎというか、ビッチみたいというか・・・キャラ設定としては嫌いじゃないけど、この描き方の北斗は好きになれなかった・・・

お収まるべきところに収まって、とりあえず良かった。個人的には弟くんと先生の話の方が好きだな。

「奪う春、やじるしの先」の過去編。この先がわかっていても、むしろだからこそ知りたい北斗とコウそして先生のお話。コウは自分のことでいっぱいいっぱいの大きな子供。でも、コウにとって北斗は確かに特別な存在だと思う。北斗の存在の重さに気付けていないだけで・・・。北斗にとってコウが特別なのは言うまでもないし。先生、あなたの未来はその弟ちゃんとあるんだよと言ってあげたくなる。