レビュー一覧

この作品は『よろず幻夜館』の続編なので、いきなりこちらを読んだら人物設定がわからないでしょうね。それにもともと、この作者の作品は主人公にとって都合良すぎるストーリーが多く、白ける部分もけっこうあります。けっしてストーリーづくりがうまいとは思わないんですが、不思議なことに、先を読まずにはいられなくなる魅力はあるんです。この作品でいちばん印象に残った人物は、主人公でもなければ虐待されてきた少女でもなく、少女売春をしていた男、芹沢卓でした。設定や性格が極端すぎてリアリティのない人物ばかりの中で、彼だけが生きたキャラクターに見えました。

勧善懲悪な話で、ストレスの溜まっていた私には面白かったです。スカッとする話が好きな方にはオススメです。ここまで最低な人間って、実在するのかな？って思うくらいのクズ野郎がたくさん出てきますが、皆、ドン底への落ち方が容赦ないので、平和主義な方には多少抵抗があるかもしれません。48時間レンタルにしましたが、ストレスが溜まったらまた読みたくなるかもしれないと思いました。また、自分の身の振る舞いについても考えされられました。

ダークで重たい感じのファンタジーです。絵も含め好き嫌いが分かれそうです。

ついつい続きが気になって読んでしまいました。前作を読んでいないのですが何となく設定もわかりましたし、ストーリーもしっかりして読みごたえありました。

設定とかがなかなかつかめないうちに１巻が終わってしまいした。

特殊な能力を持つ主人公がその力を活かして人助けをするお話です。非常に面白いのでお勧めです。この作品には前段となるシリーズがあるので、そちらを読んでから読む事をお勧めします。本作は前作からの流れがスムーズに引き継がれていてますが、更に複雑な話や要因を丁寧に描こうとしています。続きが楽しみです。

面白い。さすが高階先生。このシリーズは胸が締め付けられます。早く続きが読みたい。

このシリーズの時系列は、1「幻想夜話」2「よろず幻夜館」3「妖しの森の幻夜館」の順です。他にも読み切りがあるかもしれませんが

昔から読む作者さんです。ダークなところも面白く読めました。

この作者の初期の頃からの雰囲気に、ロールプレイングゲームのニュアンスが程よくマッチした作品です。