レビュー一覧

”非常に素晴らしい作品を読んだ”という感想。レンタル100円は決して惜しくはない。この本を知ったきっかけは、ある掲示板にあがっていた、「結婚する予定の旦那に、自分が子供ができない身体である事を言うべきか否か」という、「それは言っとけ」と誰もが思う、取るに足らない質問スレッドで紹介されていたものだった。ありがちな「辛かったけど、赤ちゃんできました！」のハッピーエンドではなく、実際できなかった人が、その状況下で、暗くなりすぎずに、明るくなれる前向きな作品として、自然な形でまとめられている。”ツレが鬱になりまして”が大ヒットで、ドラマ化・映画化されたが、こちらの作品がそうなってもおかしくはない。秀逸。（まぁでもＮＨＫでのドラマは無理かな、内容が内容だし）後半で出てくるのですが、不妊治療に限らず、大病院の患者へのプライバシー配慮のなさは、現在でもそのままですよね。カーテン越しに全部聞こえるアレ。あと、若手の先生が妙に苛立ってるのも同じ。少し話がそれましたが、秀逸な作品です。

やけに高評価ですがそんなに…。性描写が汚くて苦手です。あと旦那様が他の女性を妊娠させた事があったって下り、奥さんの方に問題があって妊娠出来なかったと言う説明に必要だったかもしれませんが、その妊娠させられた他の女性が産んだのか堕胎したのか知りませんがそういう過去があるのに「俺、自分の子が持てないのか？」って泣いたり、なんかモヤモヤしちゃいます。無駄にお金を使う癖に体外受精が50万で諦めるって、その程度の気持ちだったのでは。

無料部分だけ読んでいて・・・旦那さんお奥さんに対する言動が立派なDVに思えてみていて不快でした。どうしても子供がほしいっていう感じでもないし、旦那にこんなハズレと結婚しちゃったとか言われたら普通に離婚考えます。よく怒らないですね奥さん・・・。むしろ旦那がハズレで残念です。入院中まで仕事手伝わして偉そうなのはなんなんでしょう。信じられない。

性描写がリアルは別にどうでも良いですが、男尊女卑が酷すぎる。不妊に良くありがちな、こどもが出来ないのは女のお前が悪いと言う決め付け。しかも旦那が前の彼女を妊娠させておろしたって…そりゃ因果応報で出来る訳がない。

辛口です。なぜこんなに高評価なのかわかりません。体外受精を何年も繰り返した身からすれば、内容に対してタイトルが大げさだと感じました。不妊治療といっても人工授精までで終了、その理由が50万円と言われた体外受精の治療費がない、と、これだけなら分かります。実際、身体的精神的な負担もさることながら、経済面での負担はそれに輪をかけて辛いものだったので。でも、効かない漢方に何度も5万も6万もかけたり、頻繁に？海外旅行に行ったり、と、どう考えてもそのお金でチャレンジできたのでは…と首をかしげるエピソードの数々。もともと、奥様の内膜症治療のためにスタートした子作りとのことなので、そこまで「不妊」治療は頑張りきれなかったのかなぁ、なんて感じました。すみません。ただ、ぶっきらぼうながら、夫婦の仲のよさは伝わります。それに、子供をもたない人生を悲観することなく、ただそれも選択肢のうちのひとつ、と素直に言われていることには納得できます。

顕微受精をしないで諦めるなんて、正直ぬるいです。遊んでる分のお金を貯めて数回トライするべきだったと思います。数パーセントでも顕微受精で授かる可能性があるのに諦めるなんて、「所詮その程度のものか」と思ってしまいます。甘い。

出来る治療をすべてやり尽くして諦めたのかと思ったら、たいしたことは、やっていない。体質改善には時間がかかるものなのに、漢方もすぐ止め、嫌なことがあったといって通院を止め、お金が無いから、体外はせず。(でも旅行は行く)旅先のおばちゃんの言葉を言い訳に、子供を諦める。最初から、そんなに子供が欲しいわけじゃなかったのかな。これなら、不妊治療をされてる方のブログを読んだほうが、よっぽど参考になるし、泣ける。

日本全国にいる、不妊治療で苦しんでいる女性の方へ。親や義両親から子供を切望されて、それでも待望の赤ちゃんがこず、せつない思いをしている方へ。周りの子供たちを見て、子供がもてない自分がなんて惨めなんだろうと思って自分を責めそうになってしまったとき、この本を読んでほしいと思います。筆者の旦那様もそうですが、奥様のカヨさんの尋常でないがんばりと、素直な強さ、いつでも前向きな姿に、最後には号泣してしまいました。私も赤ちゃんを待つ身。一緒に泣いたり、不安になったりしながら、最後まで読ませていただきました。とても人事とは思えず、また勇気付けられました。本当にありがとう。

こちらの本は、ちょっと実際の不妊治療とは、ずれているところがあると思う。 顕微授精を何度もしている人もいるし…漢方や旅行やお参りなどで小銭を使わず貯金しておくべきだったと思います

前半の夫の言動があまりに女性に対し酷かったので導入からしてイマイチ共感できませんでした。読み進めてみても奥様に病気が続いたことは気の毒だとは思いますが、合理的論理的でない選択が多くて、もちろんすごく努力された頑張ったっていうのは察せられるのですが、頑張る方向性がズレているように感じてしまい共感が出来ませんでした。　そりゃ顕微鏡受精のお金が出せないと悩んでいるようじゃ子どもを育てるお金は大丈夫なの？と不安になって、諦めるべきかと悩む気持ちもわかります、私自身がそうなので・・。でもうちにはマンション買うお金も旅行に行くお金もないです、それでもこつこつ節約して貯金してます。家が買えて旅行にもいけて、別にそれしかすがるものがないってわけでもないのに高額な漢方を試したり出来て、そんな生活をしてるのに顕微鏡受精は高くて無理でした・・なんて言われてもなんだかなぁって感じでした。