レビュー一覧

続きが気になって一気に読んでしまいました。プロ彼女、怖いです。実際にいたらホラーですね。でもリアルで、作り話も混ざっているのでしょうが、出てくる女の子たちはみんな実際にいそうな存在感があります。そこまでしてチヤホヤされたいの？と怪訝に思いますが、手練手管を駆使して沢山の異性の気持ちを手に入れたい、そうしなければ自分の価値はない、というのは随分苦しい生き方だろうなぁと。周囲から見ればこういう子ってキラキラしてるかもしれませんが、本当の自分じゃ愛されるわけないという深い自己否定が根本にあります。女の子の闇ですね。哀れに感じます。対して男性陣は単純ですね。。

「プロ彼女」って、能町さんとみつろーさんから発信した新単語だと思うのですが、この作品では、「プロ彼女」の意味がちょっと違いますね。この作品の主人公は、「プロ彼女」ではなく「マクラ営業」だと思います。15歳や14歳女子で「ホームパーティー」という乱交パーティーに出ていては、多数の周囲に知られてしまいますから、主人公の願う「上に行く」ことは、まず出来ませんね。ただ、こういう暴露本は、なんか読んじゃいますね。

下衆過ぎて笑える。嘘みたいなくらいひどいけど、本当なんだろうな、と思わされるリアリティ。蚊帳の外から眺めるには面白い世界観でした。

なんか暗い気持ちになる漫画でした。幼いうちから漠然とした上昇志向があると、こういう風にいくんだなと思いました。でもこれが悪い道なのか、自分には判断出来ません。

主人公の倫理観がぶっ壊れてて、最高に気持ち悪いけど、これがノンフィクションだと思うと芸能界ってやっぱり普通じゃないんだなってわかります。よくアイドルが「友達の店で偶然〇〇くんと会って」とか話してるけど、友達の店ってそういうことねとこれを読んで納得しました。売春する女もきもいけど、それに群がるロリコン日本人男性はもっときもい。でも、読むのを止められない不思議な作品です。

下世話なネタ好きとしては、とても面白い話です。最近話題になってるあのニュースも、これを読んでたので、あーそういう事かとすんなり納得しました。お食事会のお姉さんたちが、本当の意味でのプロ彼女だと思うので、お姉さんたちの生態をもっと詳しく知りたいです。結婚狙ってるという事は料理もできて、男をたてて三歩下がったり、プロ嫁としてやっていけるレベルという事だと思うのですが、一生かけてそこまでできてしまう理由とか知りたいです。

芸能人暴露話は、キレイなお店の裏口のゴミを見て楽しむような気持ちになります。事実だとしたらどちらも彼らの本当の姿なんでしょうね。主人公のメイちゃんは自分のしていることをちゃんとわかっていて、友人やメンバーたちからハブられても落ち込んだりせず野心を優先するのがすごいです。でも自身で選んだ道とはいえ、彼氏？の友達？から集団レイプされた辺りはさすがに可哀想でした。親御さんはメイちゃんの状況に気づかないのかな？など気になる点もあり、頭の回転も早く野心もある彼女が他に成功する道は無いのかな？と思ったりもします。なんにせよ、メイちゃんが華々しくゴールする姿が見たいです。

なんと無く好奇心からのぞいてみるつもりが、思いの外面白く先までついつい読まされてしまいました。後味が良く無いというか、知らなきゃよかった、という部分もあるのですが、なぜ読んでしまうかというと、主人公の独特のものの見方に不思議な魅力があるからです。普通のこの年齢の女の子ではありえないような醒めた賢さがあり、同時にピュアな感性も残して傷ついている部分もあり、行動はひどいのに共感してしまうことが。ある種の大人の男達のどうしようもない本性にゲンナリもし、その男達を利用すると同時に受け入れている主人公が、一周回って魅力的に見えるという変な？作品です。

俗物しか出てこない、とっても俗っぽいお話です。下世話な好奇心でポチしてしまいましたが、主人公のタフさとぶれない野心、プロ意識がいっそ清々しくて、新刊が出るとついつい読んでしまいます。

プロ彼女というより、援助交際の話でした。