レビュー一覧

面白かったです。愛に目覚めちゃった庶民的な（というか田舎に馴染み過ぎな）魔王様がいいなあ。変に理屈をこねないで素直に楽しむのでいいと思います。

悪の権化、魔王様は昇る朝日に向かって人類を阿鼻叫喚の地獄に陥れる野望を誓わないでしょう。あ、このお話はこういうスタンスなんだな、と理解しました。先読みの力を持つ怜をめぐる人間たちの欲望はとても深く、大事なのは自分だけ。どんなにお金や権力が手に入っても満足できない醜い人間の一面を象徴します。それに対して魔王であるはずのマオは、永遠の命を捨てても共に生きたいと願った怜との「普通の人間」の「他愛ない」日々の営みに、世界征服よりも深く温かな心の充足があることに気づきます。クスッと笑わせながら、どちらの生き方を選ぶ？と作者さんが問いかけているように思いました。一生懸命書いてるうちにBのL要素を入れ忘れてしまうというあとがきも楽しかったです。

主人公の伶と壺に封印されていた魔王とのスローライフが微笑ましいストーリーでした。魔王の言動と農業が微笑ましくていいです。

なかなかに突拍子もない設定だし色々とご都合主義な感じもありましたが、2人のキャラクターと甘い関係がとても素敵だったので結果オーライです！笑

そらの旦那さまシリーズが大好きだったので、手にとりましたが、可もなく不可もなくでした。

ほっこり気持ちが暖かくなるやさしいお話です。超絶かっこよい魔王様が、普通の人間の生活に順応していく様子が微笑ましい。

最後まで読めば面白かったという感想なのですが、甘い雰囲気になるまでに全体の２/３くらいかかりました。下準備期間が長すぎて、途中眠くなってしまいました。

レンタルでちょうどよかったです！無期限するほど萌えなかったのはなぜだろう・・・あっ、エロに至る前の惹かれ合ってる感が足りないように感じたのかな。

嫌な大人はいますが、表立ってないので、ホコホコ、キュン、ほぉ、な感じです。マオが言葉足らずで、去った時の怜の切なさには泣けました。ただ、後書き的なもので、怜が少し今までの奥ゆかしさがなくなって、マオが随分と譲歩していて、嫌だなぁと思いました

私的には、面白さは、星6つでも足らないレベルです。ほっこりします。たまにクスッと笑えます。とくにまおさんが世の中のあれこれに適応するあたり。ファンタジーだけど好きな話です。あー面白かった！