レビュー一覧

レモネードの夏が読みたくて、又、表紙も先生が注文してくれたおかげで満足しています。以前の、ユウキとは絶対に思えない表紙に購入を迷ってしまうのは私だけではないと思います。

新装版です。もちろん今回も購入です。同人誌に紙書籍に電子書籍二冊にと、どれだけ購入するのかと。表紙変更になりました。前回の方が好きなのですが新装版ですから仕方ありません。仁嫁シリーズのスピンオフです。読んでる方はこちらのシリーズも是非。読んだこと無い方も仁嫁からだと長編になりつつありますが是非読んで欲しいです。

表紙が可愛くて購入。ユウキの身の上が切なくて可哀想だけど、能天気な伴侶と全てを包み込むパトロンが居て良かった。実らない恋の切なさとか、理不尽な状況から逃れられない葛藤とかがストーリーに深みを出してて読ませる。

ユウキの辛い過去が丁寧に描かれていて最悪な出会いが運命の出会いになって良かったです。嫁シリーズは外れないですね

本編を読んでいるときは、正直、ユウキは、そんなに好きなキャラではなかったのですが、こちらを読んで、そんな過去があったのかとわかって、心を入れて読むことができました。続編も読みます。

これは仁義なき嫁シリーズ順に読んで行った方が断然面白いです。

仁嫁2新妻編に登場した周平の元愛人ユウキと仁嫁4の短編集「オレとビーチとカキ氷」で佐和紀の踵でKOくらった能見のお話。あんだけ岩下夫妻のジャマしておきながらなんだかんだ険悪でもない様子なので「へー」とか思ってたらこんな甘いスピンオフがあったんですねー。めーちゃくちゃよかったです！大筋では「夜明け前まで」とそんなに変わらない救済ラブですが、ふたりのキャラのせいかぐんと読みやすかったです。元カレをはじめとした男たちにくいものにされてきた重い過去があっても、能見はどんなときもユウキがもたらす快楽をいいものとして肯定したから救われたんですかね。悪く言えば単純単細胞脳筋だけど、おおらかで懐が深いんです！絶妙なカップリングでした。仁嫁本編はまだ新婚編までしか読んでないので、これからどんなふうに絡んでいくのか楽しみ。

ユウキはステキな人達に支えられてよかったわ。幸せにならなけりゃね。落ちる方が楽だけど、幸せになるのも努力が必要なのよね。

本編でいつの間にかくっついてたので、本編の余韻のままに大人買いです。イヤ、なかなか通して、能見君頑張りましたね。樺山さんとユウキの会話がステキです。大人な大人な嫉妬と言うか愛情と言うか、優しさに包まれます。でもご都合主義でもないんですよ。それぞれに自分の抱えるものがあって、キャラをイキイキとさせています。

ユウキは良い人達に支えられているな、樺山さんには感謝しなくちゃ。過去に捉われるな、能見の嫁で頑張れ。