レビュー一覧

普段レビューは書かないのですが、書かれている方が少なかったので…。「鉢植えの住人」を読んでからこの作者の作品をコンプしました。作品の中では1番好きです。5つの短編が入ってますが、登場人物が緩く繋がっています。短編にありがちな消化不良がなくて満足感と不思議な余韻が残りました。一つの作品の中で外見がモロ女性ぽく見える登場人物が居て、一瞬駄目かも…と思ったのですが、性格が女々しいだけで私はギリ大丈夫でした。表題の洋6k2南向きは最後に収められています。これも良かったですが、つがるゆきの和奏と洋が良すぎて無期限にしました。どの作品も何気ないたった一コマが、凄く淫靡で強い印象を残したりして、その一コマを見たい為に無期限にしてからすぐに、何度も読み返しました。流れは説明的ではなく、表情と余白が説明してくれるという感じです。文字数が少なくても、それぞれの性格の個性がわかりやすいです。それと私が惹かれた点は、全作品を通して登場人物が地味に痛いけど普通で身の丈以上にはならずに小さく幸せな所です。まあ、単にハマったのでしようね…何だろう、一言で言うと淡白な味だと思って食べた白身魚の脂で胸焼けしたみたいな…。

良かったです。確かにあっさり目なんですが、これがこのかたの持ち味です。他も読んでみます。

シンプルなタッチでさっぱりした絵柄です。　短編集ですが、全話にどこかしら絡んでいる登場人物たちが季節を追いながらそれぞれの話の主人公となる構成は映画のようでとても良かったです。　ただ、内容はかなりあっさり。　濃厚なＢＬが好きな方は物足りないと思います。　　雰囲気はいいと思いましたが、もう少しパンチが効いている方が好みなので☆３個で。

抜け道を探しながらもがいている彼らのような人たちがとても好きです。少しずつ明るい方へ向かっている様が見えて気持ちいい。

一軒の飲み屋とその周辺を舞台に５つのCPが少しづつ繋がっていて、それが作者独特の世界観の中で展開されていく。読み終わってからもう一度読み返したくなる、本当に構成がよくできた作品。面白かった！

１作目と２作目は内容的にはドロドロだと思うんですが、皆さん言われてるように淡々と書かれているのでなんとか読めました。ほんっと腹立つ男が出てきますが（特に１作目）漢前が救ってくれます。３作目以降はラブラブなんで安心して読めました。かわいいコからかっこいいコからメガネのおじさんまで出てきますから色々なシチュエーションが楽しめると思います。表題作は、セリフのかけあいが楽しいし、いるいるこういうカップル！って感じで面白かったです。

粒ぞろいのオムニバス。登場人物がリレーのようにバトンタッチしてつらつらとつながる。痛いシーンもあるけれど、のっぺりした絵柄なのでインパクトはそれほどでもない。表題作は最終話でこれが一番のお気に入り。因縁ありの2人が何だかんだ言いながら流され絆されていく。無期限に切り替えるかどうか思案中の1冊。

鉢植えの住人がいいなーと思い購入。うーむ。内容が四季に分かれてそれぞれのストーリーが進んでいくのですが、どうだろう。と思ってしまいました。

淡々と進んでいく会話とか独特の雰囲気が好きでした♪

読んでみると最後に繋がりが見える作品で読み応えありました