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出来のいい双子の弟に対するコンプレックスの塊の幹、境遇のことで幹に負い目を感じている弟の樹、樹を求めて幹に近づいた喬木と、幹を守ってやりたい友人の島崎。お互いに向かい合っている矢印がない彼らの関係が少しずつ変化する様子が描かれています。が、この作品はシュミじゃなかった…。絵が苦手なせいもありますけども。そもそも幹は樹の代わりではなく自分自身を求めてくれる人を渇望していたならば、島崎に行かないのが謎。幹が本気で島崎と向き合えば、問題はあっても彼のことだから良い関係が築けたのでは。と思うと残念。劇的な展開にしようという意図はよく伝わって、良くも悪くもBL小説っぽいな〜と感じました。
小説は悲惨な結末とレビューにあったのであえてよんでいません。で、漫画だけの感想です。ストーリーは幹、喬木を中心に描かれているので共感するのはやはり幹になってくると思います。でも二人とも自己中心的で私にとって幹は好ましい人物ではありませんでした。確かに家庭的には可哀想な境遇、立場です。でも、自分が不幸だからと樹を妬み兄を大事に思う樹を傷つけるためにウリをする。あまりにも幼稚な手段です。自ら不幸にどっぷりと浸かっているのでは?!と疑心暗鬼すらしてしまいます。出会った相手も悪かったのでしょう。喬木なんぞという男になんの価値があったのでしょうか。逆に樹サイドから見て、彼が不幸でなかったと言えるでしょうか?優秀な故の過度な期待と重圧。信頼していた家庭教師からの裏切り。愛する兄からの嫌悪。樹がいつも笑って元気にしている裏側を幹は慮ったことがあったでしょうか。島崎にもです。この話のなかで唯一の善人の彼は一途に幹を思い彼だけの為に、自分の気持ちを殺して行動します。その思いが幹によってくみとられるシーンは皆無に等しいです。幹があれほどの好意に気付かなかったとしたら、もうそれは幹が自分自身しか見えていないからだと思います。幹も喬木もあまりにも傲慢では…と、人は傲慢に己の愚かさを知り、絶望に他者への寛容を知るものです。漫画は喬木と幹の幸せ?のエンドでしたがこんなに気味悪いエンドは久々でした。
大学院生×高校生ものです。小説のコミカライズで同じ日にスピンオフで小説もでてます。受は、優秀な双子の弟への劣等感をかかえていました。そんなときに攻に救われて攻を好きになり付き合います。ただその攻は、実は以前受の弟に振られていて身代わりで受と付き合ってました。攻は受たちの学校で先生をすることになり、そこから弟がかかわってきます。家族や周りのひとたちや好きになった人に代わりにされたり、比べられたりして弟を憎みますが、弟自身を傷つけずに、弟が自分を大事にしてるからと分を傷つける受が、本当に可哀相でした。しかしこの攻が好きになれない。クズ攻でそんな攻を好きになった受が不憫。そして弟も好きになれない。頭がいいのに双子の兄のことがわからないのだろうか。作中で癒やしは受の友達でした。島崎君格好良すぎ!!受が攻にあう前に売春してたことが、私の地雷の1つだったのでのと、ラストはハッピーエンドで感動しましたが、それと共にどこかモヤッとした気持ちになったので☆3です。小説も気になりますが、ビターエンドらしいので読むのを悩んでしまう。
小説版とはエンドが違うようですが、身代わりの恋はやはり切ないです。主人公の双子の弟が悪気はないとはいえ、すごく嫌いです。
全体的に重苦しい切ない話です。ハッピーエンドですが、よかった~!という読後感ではないです。原作者様のサイト掲載時にかなり読み込んでいたので、漫画では描ききれていない心情とか背景を補完できましたが、初めての方にはストーリーが駆け足でわかりにくいかもしれないと思いました。ハッピーエンドを求める方は小説版は絶対読まない方がいいと思います。漫画より暗いし、重いし、救いが見えないので。私はどちらも大好きですが、好き嫌いが分かれてしまう作品かな思います。
兄弟を引き裂いた祖母、それに抗いきれなかった両親。幹を樹のかわりにする喬木。劣等感、妬嫉で同じ顔の自分を傷付ける行為をした幹。喬木が幹に優しくするためならと自分を差し出す樹。人間の醜い部分をことさら強調されて、ちょっと胸が苦しくなるような作品。島崎はいい奴だけどな。レビューによると小説版は救いがないようですが、こちらの二人は幸せになりますのでそこは安心してください。
登場人物の誰も好きになれない。非現実的な超ハイスペック設定なのに全く魅力的でないし、結末も納得できない。全体的に胸糞悪い話。
人は間違えて失敗して後悔して生きるものなんですかね…そして価値を探す。兄弟でもありがちな比較問題なのに双子となると過敏になるのだろうなと考えさせられました。チャチャと読む作品ではないので、時間のある時にじっくり読むのが良いかと…あと笑いはありませんが、胸がきゅうとなる闇は突き刺さるものがあります。でもハピエンなので良かった!
切なくて、切なくて、でも甘くて苦い。渇望に近い愛。素敵なラストだけど、幹がみんなに愛されていたのがわかって、涙が出そうだった…。書き下ろしも素敵!二人いつまでもしあわせに、って思ってます。
レビュー読んでわかってたつもりだけど上巻と下巻の一矢の気持ちの変わり様には落胆、幹のどうなっても良いと言う乱れ方にも落胆。最後はハッピーエンドのようですが、果たしてそうなのか?疑問。あくまでも私の浅はかな感想です。
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出来のいい双子の弟に対するコンプレックスの塊の幹、境遇のことで幹に負い目を感じている弟の樹、樹を求めて幹に近づいた喬木と、幹を守ってやりたい友人の島崎。お互いに向かい合っている矢印がない彼らの関係が少しずつ変化する様子が描かれています。が、この作品はシュミじゃなかった…。絵が苦手なせいもありますけども。そもそも幹は樹の代わりではなく自分自身を求めてくれる人を渇望していたならば、島崎に行かないのが謎。幹が本気で島崎と向き合えば、問題はあっても彼のことだから良い関係が築けたのでは。と思うと残念。劇的な展開にしようという意図はよく伝わって、良くも悪くもBL小説っぽいな〜と感じました。