レビュー一覧

待ってました！とうとう完結。小説で読むとまあ本当に読み込まないと相関図がとにかく覚えておくのが難しい。読んだとはいえ、人に説明もできないレベルだしあれはどうだったかなあ…と常にあやふやな部分がある認識です。自分の覚えが悪いせいですが、馴染みのない仏教の宗派も相まってとにかく難しい印象だったこの鉄鼠の檻。それをここまで分かり易くするとはなあ…。ただ映像にしたから良いというものではない。どこもかしこもみんな坊主。それをしっかり描き分け、どの坊主がどの坊主か判る！この志水さんの画力あればこそ。今回京極堂は鈴の憑きものを落とせなかったことで後悔があるようですが、わたしの憑きものはしっかりおちました。今後おそらく描かれるだろう塗仏も楽しみです。

漫画になると、小説の活字だけの時とは違う分かりやすさを痛感します。志水先生は本当に上手いなぁ。

宗教や宗派がたくさん出てきて難しい内容ですが、ナゼか漫画になると理解しやすいですね…京極堂がたくさん出てくるし、先が楽しみです。

書籍化楽しみにしていました。活字だけでは頭に入りにくい薀蓄やイメージしづらかった情景描写がしっかり理解できる気がします。鉄鼠の檻は坊さん爺さんだらけで絵的な華が少ないイメージでしたが、描き分けもしっかりされてていいですね。とくに好きな話なので続刊が楽しみです。

楽しみにしているシリーズです。いつも奇々怪界な事ばかりななかで、凡人と天才の意見の食い違いを見るのが面白いです。

活字版に隠し味を添えたような・・・楽しく美味しく拝見させて頂ました。ミステリー大好物さんには楽しさ倍増かもしれません。気分は探偵？といったところでしょうか。別作品もぜひ拝見してみようと思います。

京極夏彦原作ということで、興味があって読んでみました。京極夏彦の雰囲気と絵が合っていてよかったです。

個人的に原作シリーズ中で一番、読んでいる時に絵が浮かんでいた作品なので、マンガ化すごく嬉しいです。そして、志水アキさんなら期待通り、間違いなし。1巻が出たばかりですが続きが待ちきれません。

僧侶に宗派になんだかんだと途中で脳が止まりそうになりましたが、やっぱり原作を文章で読むよりわかりやすい。どうしても30年ほど前の雑誌の特集で歌舞伎俳優さんがした中禅寺先生のコスプレ？のイメージ（髪はキッチリで、硬質な色気有り）から離れられない私ではありますが、美少年と美青年がうれしい。

原作を読んだときに頭の中でぼんやりイメージしていた光景がくっきりと目の前に浮かび上がってきたような感じがする。原作で読み落としていた部分がコミックを読むことによって再認識できたところもあった。たださすがに原作の古文を用いた幽玄な雰囲気の完全な再現は困難であった。