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レビュー一覧
最高の小説家【電子限定かきおろし漫画付】
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- 未購入レビューは星の評価（★）の対象外となります。
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にとさん
5
2017-09-21表題作、短編共に面白かった。どちらの作品も『受けの性格』が話を作っているなぁ、という印象です。表題作の小説家×編集者は、原稿が上がったころには興奮して獣みたいになってる攻めから強●まがいの事をされるところからスタートするのですが、受けは強●されたことよりも攻めの小説が大事なので、へこたれない。今後どう対策すればいいのかを考え始めます。普通のBLキャラだったらトラウマになって怖がったり暗くなったりして先に進みにくい話になりそうなものですが、『一読者(めっちゃファン)であり敏腕編集者であり見た目はイケメンのクソ真面目なキャラ』という、濃ゆいキャラ設定がかなり生きています。そこに無意識な恋愛感情が絡むことで、攻めの特殊性癖も深く考える(常識的にありえない！とか、そういう冷静な思考が邪魔をするような)こともなく最後まで読むことができました。短編はレビューを読んでいたため警戒していたこともあり、割と大丈夫でした。こちらの受けは『何でも我慢して他人に譲ってしまう自分に自信がない』キャラ。攻めのことは好きだけど元々ノンケである彼と最後までヤることに躊躇している。攻めはそんな受けの性格を分かった上で、ある日テキトーにひっかけてきた男と寝るところをわざと見せつけて受けの本音を引き出そうとして……これは荒療治のつもりだったのだと思います。普通なら最後までヤッてしまう前に「やめろ！」と止めるものでしょうが、受けはそれができなかったのでけっこう重症なのかもしれません。攻めだけの責任じゃなさそうな……。ページ数が限られている中でかなりまとまったストーリーでしたが、読者に理解して貰うためにはプリンを譲る描写くらいじゃ足りなかった。受けの性格の説明にもう少しページが必要だったのではないかなぁと思いました。
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ストーリーも良かったのですが、なにより絵が好きです。カッコいい‼