レビュー一覧

1巻無料で読み、先が気になって最終巻まで一気に読みました。1巻目は結講重苦しい雰囲気もあるのですが、妻となる玉緒と出逢ったあたりから段々コメディ・タッチになり、画風も主人公のキャラクターも少々変わって来ます（気になるということはありませんが）。主人公はかなりのろくでなしと言っても良いような男性ですが、当時（モデルになった竹久夢二の時代）の恋愛は、考えてみればこんな風だったのかも、と思わされました。画家や文学者たちの恋愛模様が結構激しく、女性たちもかなり奔放にいろいろな人と関係を構築したことは書籍等を通じて知っていましたが、こうしてマンガで描かれると、具体的にイメージが湧くというものです。ただこの作品、終わり方が少し半端です。1巻目が、主人公の死を知ったお姉さんが、自分たちの子供時代の絆を思い起こすことで始まるにも関わらず、そこを全く回収することなく（つまり十代でお姉さんと別れた後、お姉さんとの関係は一切ほのめかされることなく）、また主人公の中年以降が全く描かれないのです。9巻目を読んで「え、これで終わり？」という感じでした。でも面白いです。

一気に読んでしまいました。一人の画家の生き様が丁寧に描かれていて、入り込んでしまいました。読む分にはよいけれど、こういう男性、苦手かも笑。

面白くてどんどん先が気になり読み進んでしまいます！

凄い読みやすい。主人公は太宰治さえも彷彿とさせる女に寄りかからなきゃ生きていけないタイプなのだけど、基本鬼畜wで色々とひどいひどい。内容的には竹久夢二を取り巻く有名な二人目の女性までが終わってあと一人の所で終わっているけど、まあ一番面白い部分は全て押さえてあるからいいかなとという感じ。なんでこんなにモテるのかは不思議だけど、まあ私がいなきゃダメ！みたいな気分にさせるのと、夜が上手いのかなというゲスな勘繰りをしておきます。

うーん、内容は面白かったです。でも出てくる女の人（美人さん）が、年齢も立場も全然違うはずなのに皆同じ顔…

面白くて一気に読み進めてしまいました。ただ、9巻のラストのお話がよくわかりません。主人公は夢谷吾郎だったと思うのですが、そのお話だけ星さんと呼ばれています。芸名が変わったんでしょうか。

リアルタイムで少し読んだ記憶がありますが、今回全巻読破しました。「いとしのエリー」の時から高見まこ先生の性愛描写は独特のものがあると思っていましたが、そちらも健在で何より。しかしモデルの画家の人生にははたしかもうひとり女性が出てくるはずだと思うのですがそれが描かれておらず。この作品て打ち切りだったのでしょうか？だとしたら大変残念です。

絵はキレイで見やすいです。吾郎の人たらしっぷりも、かわいらしくあるけど現実世界なら、イヤかな。まぁ女性への渇望が芸術につながってなければ、ただのヒモか。才能があってよかったよ。

無料1巻のみ見ました。絵描きを目指す吾朗君がどんな生涯を遂げるのか気になります。ただ、女の人が皆んな同じ顔に見えて区別がつかない。

「美弥の恋」を読んで、こちらも購入してみました。どっちつかずの恋愛に流れてしまう主人公が、美弥と重なりますが、どことなく憎めない、それでいて引き込まれてしまうのは、人物の心や背景がしっかりと伝わってくるからなのだと思います。人物、ストーリーも魅力的で、人物に惹かれてしまうお話でした。