レビュー一覧

戦時中に生まれ1年後に終戦を迎え、疎開経験のある父親によく戦争の話を聞きました。亡くなった祖父は戦争に駆り出され、生きている間中、露米中を罵ってました。こういう話を読むと、祖父母の消えない傷は計り知れないと思い知らされます。今の物の溢れている時代しか知らない子達に呼んで欲しいです。

悲しい戦争をもう起こしてはいけない。そして、人間は強いってことなんだ。

戦後の戦災孤児がたくましく生きるさまを明るく前向きに描いたいい作品だと思います。

戦争を知らない私ですが、戦争孤児達はどうやって生き抜いたのかを簡単に描かれていました。ただ、個人的に最後は前田さんとお母さんと一緒になってもらいたかったなぁ。

戦後の中、逞しく生きる孤児たちと、訳ありの母子、特攻帰りの男。。。なんとか戦後のゴタゴタを生き延び大きくなっていく、そんなお話。お薦め出来る名作だと思います。

戦争で孤児になった子供たちの姿が、リアルに描かれていると思います。

お勧めリストで何気に読み始め、気が付いたら最後まで一気に読み終えていました。涙と共に。前田さんカッコ良すぎです。ぼーやと級長は一巻目のまだ子どもだったのに、将来何となく結ばれる気がした。嬉しい。結婚してても「級長ー」って呼んでるのが、とても微笑ましい。良い作品に出会えてありがとうございます。

半村良の大ファンで、彼の小説は殆ど読みました。勿論「晴れた空」も。原作では、半村さんの得意とする見てきたような細かい描写が満載でした。漫画では特に第三巻の後半の部分が括られていたのがちょっと残念でしたが、最終的にハッピーエンドを暗示させるところなど、それはそれでとても良かったと思いました。残念ながら半村さんの新しい作品をもう読むことが出来ませんが「晴れた空」は石川サブロー氏の作画と主に長く読み継がれ、たくさんの読者に感動を伝えてくれると思います。

終戦日に戦争に関する漫画を読んでみようと思い手に取りました。言葉に表せないほどの絶望の中にも希望の光を見出して生き延びた少年たち。日本人としてどんな形にせよ戦争について知ることは必要ですね。現代の生活がいかに恵まれているかを改めて感じる良い機会になりました。

絵は古くさい。話も古くさい。でも一気に読んでしまいました！面白い！