レビュー一覧

健太を再雇用するあたりが、人間的な甘さであり陥りやすいところなのかなあと思いました。

中内功の評伝「カリスマ」を彷彿とさせる。戦後の混乱期を秀でた商売センスとバイタリティーを持った主人公が周囲の人間を魅了し成功する。それを生き生きと躍動感溢れたタッチで描く。ただ、主人公が慢心しワンマン化するクライマックスは連載終了の都合か、はしょっての幕引き。よくあることだが残念だった。

この世は栄枯盛衰であることを教えられた。

劇画っぽい描き方で、敗戦後の世情をよく表現している。敗戦で何もかもが失われた時に、それでもと 事業を立ち上げた主人公の活躍を描いている。特に順調に儲け続けていた闇屋を思い切って売り、小売業に転身する判断など 現代でも参考になりそうな教訓である。

とてもダイナミックで面白味のあるストーリーで、ついつい引き込まれました。だからこそ、あっけない終わり方は雑で、違和感が残りました。最後の場面が夢だったらいいのに。。

流通業界の革命児、主婦の店ダイエーの中内功さんを思い出しました。

時代背景と絵がマッチしててよかったです。ストーリーも面白いです。

日経新聞の「私の履歴書」を漫画化したような作品です。ラストが尻切れトンボ気味ですがそれは読者の想像に任せるということでしょう。

あまりにもとんとん拍子に上手く行ってるのが、羨ましいが、最後にクーデターと、腹心の失態とはなかなかスリルがありました。

画はぶっきらぼうでもストーリーは大変面白い。創業者に言いたいことを言えない自分を映し出すかのように見えました。