レビュー一覧

「自分の看護で愛する人の夢を奪いたくない」というヒーローの恐れがへったくそな嘘を生み、ヒロインを傷つけたんですよね……。「他に好きな人が」ってキングオブ駄目な嘘かつ大事なことは口ごもるヒーローなのでヒロインが不信感を抱くのも無理はない。特に中盤、いまだに恋人同士のように自惚れたようなムーブをしたのにはヒロインと同じくキレた。でも嘘が駄目だと理解したうえで、きちんと謝ったのは評価点高め。ヒロインも割と怒りっぽいと思いますが、だいたい怒るのはヒーローがらみで、それだけ深く想っていた証拠ということで許容範囲です。おおむね楽しく読めましたが、一つ気になる点が。ヒーローがハードワークで入院→入院中に父死去→父の遺産が転がり込むという流れなので、もうちょっと嘘をつくのを先送りにしてればという気がしています。けど、勘当されてたなら父の資産は勘定に入らないか……その辺モヤモヤするー。

ダメダメなヒーローと先走りすぎるヒロインとで、破れ鍋に綴蓋かなーと。でももう少し、盛り上がりに欠けてて何かあったら良かったかも、と思ってしまう、ふーん・・・と読み終わるお話でした。

最後がバタバタと終わってしまったので、ひとつ減らして星3です。

ほのぼのとしてて良かったです。悪い人がいなくて、読んでて苦にならない。ただもうちょっと盛り上がりがあっても良かったかな。

正直なところストーリー的には予想がついていましたが……二人それぞれの思いの描写が良くて思いがけず泣けてしまいました。読後が爽やかなのは久しぶりでした！

ずーっと怒ってます。ほぼ全編にわたってヒロインが怒ってます。正直こういうのは読んでいて疲れます。

会社を継いで欲しいという思いもあって、ヒーロー父は息子に会社の株を遺したんだろうに、あっさり全部売って、そのお金で自分の夢叶えましたっていうヒーローが微妙。社員とヒーロー父の為にも、変な人に買われて会社が解体されたりしてないといいけど。

最初、裏切られた切なさからすごくドキドキして読んでましたが、後半あっさりすぎてなんだか拍子抜け。

ヒロインが終始怒ってて、いや、気持ちはよくわかるんですけどね、にしても話聞けよ！　と思う。ヒーローもなあ、一回逃げてるしなあ。だから中途半端な押し具合で焦れったい。そういう意味ではお似合いのカップルなのかも。

ヒロインが図々しいヒーローに わきまえて!!と叱責したときはスッとしたけれど結局、流されて おしまい。最初から未練タラタラのヒロインにしてはよく頑張ったねというところでしょうか。